
「大方便仏報恩経」の経文の一部でも
誦したり 聴いたりする事で
阿耨多羅三藐三菩提が得られるとされます。
以下 「大方便仏報恩経」の一部です。
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「問曰(もんわつ)
若帰三宝能除罪過(にゃくきさんぽうのうじょざいか)
息怖畏者(そくふいしゃ)
提婆達多亦帰依三宝(だいばだったやくきえさんぽう)
以信出家(にしんしゅっけ)
受具足戒(じゅぐそくかい)
而犯三逆(にはんさんぎゃく)
堕阿鼻獄(だあびごく)
答曰(とうわつ)
夫救護者(ふきゅごしゃ)
救可救者(きゅうかきゅうしゃ)
提婆達多罪悪深大(だいばだったざいあくじんだい)
兼是定業(けんぜじょうごう)
是故難救(ぜこなんきゅう)
問曰(もんわつ)
若有大罪(にゃくうたいざい)
仏不能救(ぶつふのうきゅう)
若無罪者(にゃくむざいしゃ)
不須仏救(ふすぶっきゅう)
云何三宝能有救護(うんかさんぽうのううきゅうご)
答曰(とうわつ)
提婆達多帰依三宝(だいばだったきえさんぽう)
心不眞実(しんふしんじつ)
三帰不満(さんきふまん)
常求利養名聞(じょうぐりようみょうもん)
自号一切智人(じごういっさいちにん)
与仏争競(よぶつそうきょう)
以是因縁(にぜいんねん)
三宝雖有大力(さんぽうすいうだいりき)
不能救也(ふのうきゅうや)
如阿闍世王雖有逆罪(にょあじゃせおうすいうぎゃくざい)
応入阿鼻獄(おうにゅうあびごく)
以誠心向仏故(にせいしんこうぶっこ)
滅阿鼻罪(めつあびざい)
入黒蠅地獄(にゅこくじょうじごく)
如人中重罪(にょにんちゅうじゅうざい)
七日都尽(しちじつとじん)
是謂三宝救護力也(ぜいさんぽうきゅごりきや)
問曰(もんわつ)
若提婆達多罪不可救者(にゃくだいばだったざいふかきゅうしゃ)
有経云(うきょうん)
若人帰仏者(にゃくにんきぶつしゃ)
不堕三悪道(ふださんあくどう)
是義云何(ぜぎうんか)
答曰(とうわつ)
提婆達多以帰三宝故(だいばだったにきさんぽうこ)
雖入阿鼻(すいにゅうあび)
受苦軽微(じゅくけいみ)
亦時得暫息(やくじとくざんそく)
又如人在山林曠野恐怖之処(ゆうにょにんざいさんりんこうやきょうふししょ)
若念仏功徳(にゃくねんぶつくどく)
恐怖即滅(きょうふそくめつ)
是故帰依三宝(ぜこきえさんぽう)
救護不虚(きゅうごふきょ)
三宝於四諦中(さんぽうおしたいちゅう)
何諦所摂(かたいしょしょう)
於二十二根中(おにじゅうにこんちゅう)
何根所摂(かこんしょしょう)
於十八界中(おじゅうはちかいちゅう)
何界所摂(かかいしょしょう)
十二入中(じゅうににゅうちゅう)
何入所摂(かにゅうしょしょう)
於五陰中(おごいんちゅう)
何陰所摂(かいんしょしょう)
三宝於四諦中(さんぽうおしたいちゅう)
尽諦所摂(じんたいしょしょう)
道諦少入(どうたいしょうにゅう)
根中(こんちゅう)
三根所摂(さんこんしょしょう)
未知已知無知根(みちちちむちこん)
於十八界所摂(おじゅうはちかいしょしょう)
意界意識界法界(いかいいしきかいほうかい)
十二入中(じゅうににゅうちゅう)
意入法入所摂(いにゅうほうにゅうしょしょう)
五陰中(ごいんちゅう)
無漏五陰所摂(むりょうごいんしょしょう)
仏宝於四諦中(ぶっぽうしたいちゅう)
道諦少入(どうたいしょうにゅう)
法宝於四諦中(ほうほうおしたいちゅう)
尽諦所摂(じんたいしょしょう)
僧宝於四諦中(そうほうおしたいちゅう)
道諦少入(どうたいしょうにゅう)
仏宝二十二根中(ぶっぽうにじゅうにこんちゅう)
無知根所摂(むちこんしょしょう)
法宝是尽諦無為故(ほうほうぜじんたいむいこ)
非根所摂(ひこんしょしょう)
僧宝二十二根中(そうほうにじゅうにこんちゅう)
三無漏根所摂(さんむろうこんしょしょう)
仏宝於十八界中(ぶっぽうおじゅうはちかいちゅう)
意界意識界法界少入(いかいいしきかいほうかいしょうにゅう)
十二入中意入(じゅうににゅうちゅういにゅう)
法入少入(ほうにゅうしょうにゅう)
五陰中(ごいんちゅう)
無漏五陰少入(むろうごいんしょうにゅう)
法宝於十八界中(ほうほうおじゅうはちかいちゅう)
法界少入(ほうかいしょうにゅう)
十二入中(じゅうににゅうちゅう)
法入少入(ほうにゅうしょうにゅう)
法宝非五陰摂(ほうほうひごいんしょう)
陰是有為(いんぜうい)
法宝是無為故(ほうほうぜむいこ)
僧宝於十八界中(そうほうおじゅうはちかいちゅう)
意界意識界法界少入(いかいいしきかいほうかいしょうにゅう)
十二入中(じゅうににゅうちゅう)
意入法入少入(いにゅうほうにゅうしょうにゅう)
五陰中(ごいんちゅう)
無漏五陰少入(むろうごいんしょうにゅう)。」