goo blog サービス終了のお知らせ 

宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「アルケミイ体操(続)」

2010年04月28日 | Weblog




ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

悪い龍とされている悪魔の化身ルシフェルは、元々はミカエルと同じように、
神に仕える天使だったのです。
しかも、ルシフェルは天使の長の一人であり、光り輝く天使として、天界をわがもの顔に
飛び回っていたのです。

ただルシフェルは、全世界が無制限に自由である事こそ幸福であるという理想を
持っていましたから、博愛主義ではありましたが、多少勤勉さには欠けていました。

この地上に人間が少なく、海にも山にも食べ物が満ち満ちている間は、それでも
良かったのですが、だんだん人間の数が増えてきて、万事に物が不足してくると、
地上では争いが始まりました。

ルシフェルは、もっと人間に対して細かい心配りをすれば良かったのです。
でも、ルシフェルは、少し自惚れの強い天使でしたし、人間が他の動物と違う所は、
知性というものを持っていて、お互いに愛と徳とで結ばれている限りは、平和が続くと
思い込んでいました。


その時、やはり天使たちの長で、ナンバー2の実力者だったミカエルは、ルシフェルの
放任主義を激しく非難したのです。

「ルシフェルよ、あなたは気がつかないかもしれないが、世の中は、既に古代以前の
「黄金時代」ではない。
今は地上に人間があふれ、争いが絶え間なく起こっている。

この地上に平和をもたらす為には、愛よりも法律、徳よりも指導者が必要なのだ。
これから私が神の名に於いて「法」をもって、地上に平和をもたらそうと思う。
あなたの時代、豊かな黄金時代は終わり、これからは、規律のある「鉄の時代」が
来るだろう。」


ミカエルにこう言われたルシフェルは、一瞬ハッとしましたが、すぐにはミカエルの説には
同意する事ができませんでした。

そこで、とっさにこう言い返しました。

「神は人間に、その祈りの中で、「神の国で行われている事が、この地上でも行われます
ように」と言わしめている。
神の国で行われている事は、愛と徳とによる運営である。
決して、法をもって神の国は成立しているのではない。
神の国で行われていない事を、地上で行うのは、神のみ心と相反すると思うのだが、どうか。」


ミカエルはキッと厳しい目をして、

「ルシフェルよ、よく聞きたまえ。
その昔、地上に人間が現れた時、神は「生めよ、増やせよ、地に満てよ」と言って
祝福を与えられた。

ただ残念ながら、この人間と言う生き物は、神々と同じ形に作ってもらったにも関わらず、
肉体という有限な物質に霊性を宿しておかなければならない宿命から、その肉体が老いさらばえて
消滅するまでに、自らの欲望を全て満たそうとするのだ。

地上が豊かな時代は、霊性が欲望を抑えているから問題ないが、人々が増えすぎると、
人間は欲望のままに行動し、霊性の低い、他の動物と同じような行動をとってしまうのだ。

神はそのたびに、ご自分のお作りになった、極めて優れた作品が不徳をなすのを嘆かれ、
一部の人間を除いて、洪水や天の火をもって、この大半を滅ぼしてきた。

しかし、これではいつまで経っても、堂々巡りでキリがない。
神の国で行われていることが、地上で行われる事は、まことに望ましい神のみ心ではあるが、
人間自身が限りある肉体というものに捉われる事なく霊性を高める事に目覚めない限り、
神の国で行われていることが、地上で行わるというのは、不可能に近い」

と言いました。
ミカエルは更に言葉を継いで、

「そこで、これからは地上の人間の平和を保っておくには、彼らに鉄の戒律をもって
臨まなければならない。
人間は神の怒りに触れることを恐れ、その指導者に従わねばならぬ。
今はそれが、最善の策なのだ」


ルシフェルは、確かにそれも一理あると思いましたが、戒律を作れば霊性を目覚めさせる
ことが出来るという考えには疑問をもったので、


「ミカエルよ、君の考えは判ったが、戒律は誰が作り、それを誰が守る。
もし人間を指導して戒律を作らしめれば、それを定めたもの、あるいはそれを運用する者は、
まずその戒律の外に出るだろう。

結果的に、戒律はそれを守らねばならぬもののカセとなり、戒律の上にある者、すなわち
君の言う指導者は、この戒めを適用されぬ立場になりがちだが、その点はどうか。

確かに、戒律は人間に秩序を与えるであろうが、それだからと言って、霊性が高まるという
事はあるまい。
もちろん、霊性を高め、その霊が光の国へ近づく為には、厳しい鍛錬は必要だ。
しかしそれとて、まず始めに愛がなくてはかなうまい。
果たして人間は、どちらを望むであろうか」

ミカエルはこれに答えて、

「人間は戒律を選んだ。
もう人間は、のんびりと黄金時代の夢をむさぼってはいない。
彼らはもっと強く、もっと利巧になりたいのだ。
彼らは新しい秩序の中で生きてゆく」


ルシフェルは、既に自分が神と共に支えてきた「黄金時代」が、もうそこには跡形もない事を
知りました。
神の輝く旗は、ルシフェルのものではなく、今やミカエルのものとなったのです。


ルシフェルとミカエルは対立し、やがて天界で戦争が始まりました。
しかし、ルシフェルは、この日の為の準備をしていませんでしたから、次第に形勢は不利に
なってゆきました。

ついに、ミカエルの繰り出す槍は、ルシフェルの胸を深々と貫いたのです。
ルシフェルはやがて、あまりの無念さに、その翼は蝙蝠のように変形し、火を吹く巨大な
龍と化しました。
もう、ルシフェルの居る場所は天にありませんでした。
ルシフェルは巨大な龍の姿のまま、血の筋を引いて、地下の国へ落ちていったのです。

私は、ミカエルが正しいとも、ルシフェルが間違っているとも、言うつもりはありません。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

以下、同氏の体系の「アルケミイ体操」の一つです。

【獅子のポーズ】




「獅子のポーズ」は、少し忍耐力を必要としますが、その代わりに、あなたの心の中に、
勇気と情熱の火をつけてくれるでしょう。

①正座をしてから上体を前に倒し、画像のようにうつぶせになります。

②次に、片足ずつ後方に引いて、体を伸ばし、画像のような姿勢になります。

③ポーズが完成したら、第一呼吸法(息を吸い込み、5~7秒止めて、ゆっくり吐き出す)を
3回行い、それから普通の呼吸に戻します。

④ポーズの時間は15秒から30秒で結構ですが、体が下にたるんだ形にならないように
して、目は前方の一点に集中させます。

⑤完成のポーズで心に充実感が湧いてきたら、静かに体を床に下ろし、ゆっくりと
呼吸して休息します。

①~⑤までを、3回繰り返します。


*******

「民主党内に激震 早くも「ポスト小沢」話も(10/04/27)」
http://www.youtube.com/watch?v=F8m-bcO6z2Q

「起訴相当」11人全員一致 地検は3カ月以内に結論(10/04/28) 」
http://www.youtube.com/watch?v=x7_ZXNvndfc&feature=channel

一度不起訴処分になりましたが、これは圧力によるものであったと言われています。
そこでネット上などで、「検察審査会にメールを送ろう」という動きがあり、更に
市民団体が動いた事で、今回のこうした結果に結びついたようです。
コメント