
画像は88年の記事で、カリフォルニア州に北欧神信仰の
建物が造られ、そこで行われている祭儀や入門儀礼の様子を取材したものです。
この北欧神への信仰団体の名は「ユグドラシル(宇宙樹)」といい、写真の女司祭が
儀式を主に執り行っているそうです。
この女司祭は、アメリカの中でも珍しい、ピタゴラス教団の一員として育ち、
それから教団を離れて、北欧神信仰の女司祭になったという、少々珍しい経歴の持ち主で
ある事も紹介されていました。
以下、この記事からです。
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私達を招待してくれたプルーデンス(写真)は、古代スカンジナビアの首長のように、
火焚き場の所で、待ち受けていた。
彼女は北欧の神々を信仰する、「ユグドラシル(宇宙樹)」という団体の女司祭である。
夕食を共にしながら、プルーデンスは、北欧で最後まで異教信仰が残っていた、
アイスランドの話しをしてくれた。
この国では、10世紀頃から、毎年夏に「スィング(民会)」と呼ばれる祭りが開かれ、
全島民が集まって収穫を祝っていた。
ここで年に一度、夏の民会を開く事にしたのも、その由緒あるしきたりに触発された
からだと言う。
夏の民会は、プルーデンスが主催する、数少ない「大衆に開かれた」集会の一つである。
それでも、彼女は参加者の素性をチェックし、厳しい制限を設けている。
これは一つには、土地の所有者(バズ)が、非常に警戒心が強く、単なる物見遊山のヤジ馬が
寝泊りする事を嫌っているからである。
(中略)
現代の異教信仰は、どれもこれもひっくるめて、魔術崇拝のように言われているが、
古代北欧の信仰は、それらとは区別すべきだ、とプルーデンスは主張する。
確かに、彼女が儀式で用いる古風な大鎌やトールの槌、神聖ルーン文字などは、
いずれも魔術崇拝者たちの祭壇では、お目にかからない。
バズとプルーデンスも、21世紀になっても存続できる宗教、すなわち生き方を求めている、
今のところ、彼らの信仰を実践している人の数はかなり限られるが、彼らはこの信仰が、
やがて様々な方面で復活してくると確信しているのだ。

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以下、「ルーン・ムドラー」からの続きです。
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【ルーン・エ】

《フォーミュラ:エエエエエエエエエ》
世界霊と自己の間を往復する、霊的愛に思念を集中させます。
【ルーン・ギボール】

《フォーミュラ:ガ ゲ ギ ゴ グ》
宇宙と万有との間の往復に思念を集中させます。
マインドは、清澄と平安に満ちるうちに、万有に調和的につながります。