「生物はなぜ死ぬのか」小林武彦 講談社現代新書
細胞から昆虫、動物、人間などの進化の話や老化の話などを書いた本です。
先日ポッドキャスト「そんない理科の時間」で話題が出ていたし、以前NHK(ヒューマニエンスだったか?)でも出てきた気がする。
寿命があるものないものの話などいろいろ。
ちゃんとした真面目な本なんだが読んでいて気になった点を一つ
人間の老化について、一つの要因として細胞の分裂する回数に制限があるはなしが出ていた。
細胞はリボソームRNA遺伝子(長くつながった帯のような構造)というのがあり、リボソームは細胞分裂すると短くなることがある。そうすると細胞分裂できなくなりこれも老化のおもな要因のようです。
単細胞生物等でリボソームがない細胞では「寿命がない」らしい。
昆虫あたりでは寿命というより食べられて死ぬか食べ物が無くなって死ぬのがほとんど。寿命が来る前にほかの生き物に食べられてしまって死んでしまう生物系には寿命はもともと関係ない。
昆虫や鮭のように卵を産んだりして次世代をのこしたら死んでしまうのも老化での寿命の概念がない。
自分の話だが、昔は代謝がよくて食べても太らなかったが年を取ると代謝が悪くなりちょっと食べただけでも体重が増えてくる。
私のBMI値はほぼ標準なんだが年を取ると体重が同じでもウエストが増加していきます。代謝が悪いHi
市販の衣類のサイズギリギリなのでこれ以上ウエストが増えると市販の選択肢が無くなるのでこれをキープしないという自分ルールがあります。ですから最近は食事制限が日常的になっています。
代謝が悪いと活性酸素も抑えられるので寿命の観点からは良さそうです。
動物実験で、食事制限をしたりするとタンパク質をつくる遺伝子が減り代謝がさがるが寿命は延びるらしい。
代謝は悪いことは体重増加にもつながり「よくないこと」と思ってきたが老化の観点からはむしろ「良いこと」のようです。
よく「腹八分目」とか言いますがどうもこれは代謝を遅くする効果もあり細胞分裂時の劣化を防ぐ効果がありそうです。
年を取ると代謝は悪くなるがどうも無理して代謝をよくしようと思わない方がよさそう。
勝手な解釈だが、代謝をよくしよう思わず今まで通りダラダラ生活がよいと思うことにした。腹八分目で。
この「生物はなぜ死ぬのか」には代謝のこと以外にも面白いことが沢山書いてあますがここには書きませんので興味ある方は本を見てください。
死んだ人のことも忘れないように!!
端末があります。
ぶくぶく太る事も無し
酒飲んで美味いものを食う
無線も適当に楽しむ‥