苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2012年1月22日(日)【天ヶ岳】 其の一 完

2012-03-20 | 京都周辺エリア
5時30分 自宅出発

近鉄京都線竹田駅で地下鉄烏丸線に乗り換えた。国際会館駅で下車する。
国際会館は正式には国立京都国際会館(ICC kyoto)。敷地面積156,000㎡、延床面積45,764㎡だ。
敷地面積103,001m²の国会議事堂より53,000㎡も広い(ちなみに阪神甲子園球場のグラウンド面積が14,700㎡)。
1966年に開設された日本を代表する国際会議施設だ。
敷地内には日本庭園とロッジがある。
ロッジでは一般者の宿泊も出来るようになっている(2人使用で11,130円~)。

その広い敷地前のバス停から、7時05分のバスに乗り小出石へと向かう。



7時36分 小出石バス停

バス停から15分ほど道路に沿って北へと歩く。
じきに左に谷へと下る枝道が現れる。






7時51分 天ヶ岳登山口






京都ライオンズクラブ寄贈の道標



前から歩いてみたかったシャクナゲ尾根を上る。
とっかかりは急登なので、わりと面倒だ。
上りきった後もアップダウンが続く。

上りに疲れたので5分ほど休憩をとった。

シャクナゲ尾根というだけに、あたりはシャクナゲの緑の葉が目立つ。
冬でも常緑のシャクナゲだが、痙攣毒を含む有毒植物のため鹿に食い荒らされることがない。






4番と5番の間に山小屋か何かの残骸があった。





9時30分 送電鉄塔

しばらく歩き、登山道が開けたところに送電鉄塔があった。



















遥か向こうに・・・蓬莱山?









風景にとけ込む事のない番号道標の連なり。
ルートがわかりやすくて便利だけれど、道標に歩かされている気がしてくる。
主張しすぎていてあまり好きではない。






9時50分 大原分岐

鉄塔から20分ほど歩き、604mポイントにある分岐に到着する。
ここから南へと下れば大原に出る。

道標に従い天ヶ岳・百井方面へ進む。









登山道の左は急な斜面になっていた。
ふと見ると、下の方にバイクが転落していた。
こんな所で落ちてしまうと引き上げようもないのかもしれない。放置されていた。

しばらく進み、赤い9番の道標を通過する。







10時10分 赤10番道標

この辺りは岩のゴツゴツとしたゆるやかな上りが続く。

---------もしかしたら上に雪は積もっていないか。
小出石バス停に下りた時から、半ば積雪は諦めていた。

「無いと思っていたけど、わりと雪があるね」

「わたしは上に行けばあると思ってたわよ」

うめ子の方が的確に状況を把握できているようだ。




10時15分 大原分岐

ここからも大原へと下る事ができるようけれど、南にある翠黛山や金毘羅山にも続いている。





10時18分 赤11番










少しだけ雪の深くなった巻き道を歩く。
途中、どこから出てきたのかミミズが雪の上でのたうち回っていた。
助ける間も無く動かなくなる。死んでしまったのか、仮死状態なのか、とりあえず土の斜面に移してやる。






10時28分 赤12番道標

12番の所に分岐道標があった。このまままっすぐ進むと百井峠だ。
「天ヶ岳を経て鞍馬駅」に従い、左の斜面を上る。

途中、緑9番を通過する。




10時34分 緑10番道標

斜面を上りゆったりと稜線を歩く。







天ヶ岳山頂が見えてきた。






10時40分 天ヶ岳山頂(788m)

前回に来た時と積雪量は似たようなものだったけれど、寒さは無い。
天気も良く、お昼休憩にする。

10時40分~11時16分 昼休憩

元気の良い集団がやってきたのでおもむろに腰を上げる。









地理院の地図によると、途中何カ所か分岐があるようだったけれど------わからない。




天ヶ岳からひたすら南西へ、鞍馬に向かう。
約1時間歩いた所で「静原(水谷)」への分岐に突き当たった。
このまま薬王坂を通り鞍馬駅に帰っても良かったのだけれど、今後行かなそうな静原方面へと下ってみた。

この分岐へ来るまでに、三又岳と呼ばれているポイントがあったようだ。
天ヶ岳との中間あたりだけれど、確認出来ていない。









クロハナビラニカワタケ










荒く間伐された植林の道を行く。
この谷間が水谷のようだ。




12時48分

だいぶ下まで下ってきた。




13時06分 小屋

材木置き場のような小屋を通過した。












砂利道に出て、歩いていると男性三人組に出会った。

男性「どこから来たの??」

うめ子「天ヶ岳(あまがたけ)です」

男性「尼崎(あまがさき)から!オレ、西ノ宮!!」

うめ子「ああ、今来たのが天ヶ岳からで・・・・奈良からです」


大原の三千院から歩いてきたという三人組。薬王坂経由で鞍馬へと行くらしい。
ボクたちよりもペースが早く、あっという間に見えなくなってしまった。




----------こっちのルートは止めときゃ良かった・・・

終ったと思った山歩きの最後で、予想外の上り道を行かなくてはならない精神的ダメージは計り知れない。



13時32分 薬王坂

気温が上がり、汗を噴き出しながら薬王坂に到着する。
ここまで来ればもう駅は目の前だ。

ちなみにこの日かぶっていたお気に入りのマムートの冬用帽子、電車に忘れてしまった。
翌日叡山電鉄に電話してみたが見つからず。激しく残念。










13時56分 鞍馬駅

ようやく鞍馬駅に到着する。
天狗のモニュメントは相変わらず赤い顔で睨みをきかせていた。


休憩込み6時間20分の山歩きだった。




3月20日火曜日にこの記事を書いているわけだが、この3月は少々さぼり気味で山には行けていない。
季節の変わり目、少したるんでしまったか。ブログでものんびりと更新するつもりだ。
本当は福寿草などを見に行けたら良かったのだけれど・・・・まったねー!