うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#157 【MISS】

2009-07-21 | #06 愛和 選抜編
愛和 73
博多 76




織田が牧瀬をシュートブロック、ボールは今村の腕の中でキープされていた。


「虎!」

ボールは、今村から織田へ。


愛和のスタートは速い。

だが、それ以上に博多の戻りは速い。


「翼。俺たちで1本獲っていこう!」

「あぁ。大さんや荻野さんばかりに頼ってられない。」



『ダムダム・・・』



(この子は速いからな。気をつけないと。)

牧瀬は、織田の動きに集中している。



『キュ!』


牧瀬を抜きにかかる織田。



『ガシ!』


今村のスクリーンを利用し、中に切れ込んだ。



『キュ!』


高い跳躍からのレイアップシュートの体勢。

だが、徳永、大原、長浜の大きな壁が、前を、上を塞ぐ。




「高い!!」

「ダメだ!!!」




『クィッ!』


織田は、顔をクィっと上に向けると、ボールを背中へ回す。



『シュ!』


ノールックからのバックビハインドパス。



「完璧だぜ!」


受け取ったのは、今村。



『ザシュ!』


牧瀬との競り合いのなかで、難しいミドルシュートを決めた。




「でかしたぞ!!」

愛和徳光監督が拳を握って喜ぶ。




「1点差ーーー!!」

「またしても、2年コンビだーー!!」




「けっ、あいつら・・・。主役を忘れるなよ。」

嬉しそうに見つめる諸星。



愛和 75
博多 76




博多の反撃。

牧瀬がボールをキープ。



『シュ!』


小さな動作から、素早いパスがゴール下へ放たれた。


「!!」

織田は、3Pシュートに意識が集中しすぎているため、反応できなかった。


ボールは、諸星の頭上を越え、荻野、杉本の裏へ。



(届く!)


荻野が懸命のジャンプを見せるが、その上から、新庄が奪い取った。



「何!!!」


着地後、ポンプフェイクで、杉本をかわすと、ボースダンクを叩き込む。



『ドガァ!!』




「キターーー!!」

「久しぶりの新庄ダーーンク!!」

「すげー、迫力!!」




博多は、3年生コンビのワンパスであっさり返す。



お返しとばかりに。



(さすが、百戦錬磨の博多だぜ。でも、俺たちだって負けてない!!)

高揚する今村。




『ピィーーー!!』


その今村が徳永のファウルをもらい、ツースローを獲得した。


(ちぇ、交わせたと思ったんだけどな。さすが、徳永さん。一筋縄じゃいかないな。)

(この時間で、この動きか。侮れないな。マジでいいスジしてるな。)


確実に2本を決める。

再び1点差。




「いいぞ!いいぞ!今村!今村!」

「織田!頑張れーー!!」

「ディフェンス1本だーー!!」




「おいおい。ホントにあいつら、俺を忘れてやがるぜ。」

少し悲しむ諸星。



愛和 77
博多 78




(1点差、ここは絶対に守らなければいけねぇ!)


「よし!こことめるぞ!!」

「おう!」

諸星が檄を飛ばす。


(ここ1本のときは、新庄さん、いや徳永さんか・・・。
どっちにしても、確実性のあるインサイドでくるはず。)

トップの牧瀬から、ハイポの新庄に。

新庄は、ボールを片手で掴み、諸星と対峙する。



「来るか!」



『ダム!』



『キュ!』



ワンドリから、バックロールをかますと、フェイダウェイ。



ではなく、インサイドを切れてきた徳永にパス。

今村が、間合いをつめると、徳永はボールを後ろに弾いた。


そこには、牧瀬がいた。



「しまった!」


一瞬マークを外してしまった織田。

必死に飛び込むが、牧瀬の指からは、もうすでに3Pが放たれていた。




「速い!神君と同じ!いや、弾道が低い分、もっと速く感じるわ!」

と弥生。




アーチの低いシュートは、愛和ゴールを一直線に目指していた。



愛和 77
博多 78







続く。


2 コメント

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お疲れ様です (ちな)
2009-07-21 19:23:43
いえいえ、そんな事ないですよ。
毎朝楽しみにしてます。
愛知の星と二年生コンビの会話が面白い。
おはようございます (うまだんく)
2009-07-22 06:54:06
ちなさん

ありがとうございます。
愛知の星編が終了すると、次章はあの人が主役です。楽しみにしてください。