● ことしも松の内が過ぎて、正月気分は急速に醒めつつある。そんな境目を意識するのが「どんと祭」だ。昨年はわが団地の郷神社「七北田愛宕神社」に詣でたが、ことしは正月中に飾った松飾りとカメラを下げて1月14日(木)、国宝「大崎八幡宮」のどんと祭に行ってきた。神社が替われば雰囲気も大きく変わる。
● 大崎八幡宮には独特ものがある。一般にはどんと祭というが、この神宮の場合パンフレットに『松焚祭(まつたきまつり)』とルビが振ってある。際立つのは『裸参り』だ。参拝者の多さは全国一で10万人だというし、裸参りも100を超える団体や企業で約2,500名という規模だという。
裸まいりや裸まつりはどこにでもあるようだが、お焚き上げをするお飾りは大門松に見立てて積み上げられ、高さは4m余はあるだろうか。それに火が点けられるとメラメラと燃え上がり「御神火」となる。裸の男たちは白い晒しを捲き、女性は白い半纏をまとい、鉦(かね)を鳴らして無言で一周する。その周りを一般の参拝者が囲み、家内安全などの祈願をすることになる。
● そんな平成28年(2016年)の大崎八幡宮の松焚祭を写真で記録しておきたい。天気は時々晴れ。気温は最高5.1℃、最低-1.7℃でほどよい祭の日となった。
夕方3時少し過ぎの八幡町通りを、神宮に向かう裸参りの隊列。(唯一残っている昔懐かしい商店前。)
大崎八幡宮の赤い大鳥居をくぐると急な階段だ。この階段を含み紙をくわえて無言でもくもくと登る。
国宝の社殿では到着団体順に、祝詞とともにお神酒をいただきお祓いを受けていた。
社殿わきには続々と団体が到着して、お祓いの順番を待つ。大企業や大病院の隊列は大きい。
裸参りの会場ではご神火の準備と、テレビなど報道各社のリハーサルが進められている。
宮司など神官により祝詞が上げられ礼拝し、いよいよ松焚祭が始まる。氏子代表が松明の火で着火。午後4時30分だ。
一気に燃え上がり残照の空を焦がす。灼熱に追われるように一般参拝者は後ずさりをして大きな輪となって見守り、祈る。
ことしはうまい具合に大きな円陣となり、裸参りの人たちも周回をしやすいようだ。火をコントロールする火守は時に顔を背けて熱射を避る。
火勢は最高潮。夜の帳(とばり)が降りるころには火の赤さが一段と濃くなる。
「あついー!」「アッッ!」とついに声が出る。裸の身体に熱波が堪(こた)える。
ご神火が燃え盛るころになると続々と団体が参道に押し寄せる。
石の階段は込み合いまさにラッシュアワーだ。
裸参りの人たちは参道で待ち、社殿で待ち、ご神火を回るまでに1時間は掛かっているようだ。ようやくご神火参りを終わり退出口に向かう団体。
帰りの順路から大崎八幡宮の大鳥居の方角を見る。月齢4・5日の月が見えていた。国道48号線でもある八幡町通りは、交通規制で歩行者は車道も歩ける。
その帰り道。すれ違うこれからの参拝者は、手に手にお飾りを抱えて赤い提灯で飾った夜の参道に吸い込まれるように急ぐ。
また時おり裸の提灯持ちを先頭にし、鉦を鳴らして小走りの隊列とも出会う。大学病院第2外科とも出会った。まい年思うのだが大学病院、オープン病院、市立病院、JCHO仙台病院、JR病院…ほか。 宮城保健協会、バイタルネットなどもいて、医療関係団体の多いことだ。
参拝者は「一年を健康で」と祈願するし、その思いを共有し「共に邁進」したいとする医療関係者だと思いたい。
こうして松の内は明けて2016年が本格的に動き出した。新年早々、息を抜けない社会情勢や事件が発生している。何とかいい一年であるようにと祈りつつ駐車場へと向かった。
● 大崎八幡宮には独特ものがある。一般にはどんと祭というが、この神宮の場合パンフレットに『松焚祭(まつたきまつり)』とルビが振ってある。際立つのは『裸参り』だ。参拝者の多さは全国一で10万人だというし、裸参りも100を超える団体や企業で約2,500名という規模だという。
裸まいりや裸まつりはどこにでもあるようだが、お焚き上げをするお飾りは大門松に見立てて積み上げられ、高さは4m余はあるだろうか。それに火が点けられるとメラメラと燃え上がり「御神火」となる。裸の男たちは白い晒しを捲き、女性は白い半纏をまとい、鉦(かね)を鳴らして無言で一周する。その周りを一般の参拝者が囲み、家内安全などの祈願をすることになる。
● そんな平成28年(2016年)の大崎八幡宮の松焚祭を写真で記録しておきたい。天気は時々晴れ。気温は最高5.1℃、最低-1.7℃でほどよい祭の日となった。
夕方3時少し過ぎの八幡町通りを、神宮に向かう裸参りの隊列。(唯一残っている昔懐かしい商店前。)
大崎八幡宮の赤い大鳥居をくぐると急な階段だ。この階段を含み紙をくわえて無言でもくもくと登る。
国宝の社殿では到着団体順に、祝詞とともにお神酒をいただきお祓いを受けていた。
社殿わきには続々と団体が到着して、お祓いの順番を待つ。大企業や大病院の隊列は大きい。
裸参りの会場ではご神火の準備と、テレビなど報道各社のリハーサルが進められている。
宮司など神官により祝詞が上げられ礼拝し、いよいよ松焚祭が始まる。氏子代表が松明の火で着火。午後4時30分だ。
一気に燃え上がり残照の空を焦がす。灼熱に追われるように一般参拝者は後ずさりをして大きな輪となって見守り、祈る。
ことしはうまい具合に大きな円陣となり、裸参りの人たちも周回をしやすいようだ。火をコントロールする火守は時に顔を背けて熱射を避る。
火勢は最高潮。夜の帳(とばり)が降りるころには火の赤さが一段と濃くなる。
「あついー!」「アッッ!」とついに声が出る。裸の身体に熱波が堪(こた)える。
ご神火が燃え盛るころになると続々と団体が参道に押し寄せる。
石の階段は込み合いまさにラッシュアワーだ。
裸参りの人たちは参道で待ち、社殿で待ち、ご神火を回るまでに1時間は掛かっているようだ。ようやくご神火参りを終わり退出口に向かう団体。
帰りの順路から大崎八幡宮の大鳥居の方角を見る。月齢4・5日の月が見えていた。国道48号線でもある八幡町通りは、交通規制で歩行者は車道も歩ける。
その帰り道。すれ違うこれからの参拝者は、手に手にお飾りを抱えて赤い提灯で飾った夜の参道に吸い込まれるように急ぐ。
また時おり裸の提灯持ちを先頭にし、鉦を鳴らして小走りの隊列とも出会う。大学病院第2外科とも出会った。まい年思うのだが大学病院、オープン病院、市立病院、JCHO仙台病院、JR病院…ほか。 宮城保健協会、バイタルネットなどもいて、医療関係団体の多いことだ。
参拝者は「一年を健康で」と祈願するし、その思いを共有し「共に邁進」したいとする医療関係者だと思いたい。
こうして松の内は明けて2016年が本格的に動き出した。新年早々、息を抜けない社会情勢や事件が発生している。何とかいい一年であるようにと祈りつつ駐車場へと向かった。
松が明けるというこの時期の風物詩に惹かれるものがあります。また来年も? 〇〇に笑われますね。