ガワ萌ヱ日報

わずかな情報と膨大な妄想で構成された、ガワ萌ヱな人のためのWEB壁新聞です。

30-DELUX Action Club MIX 「ナナシ」千秋楽

2009年07月01日 00時23分04秒 | 岩田栄慶
観てきたぞ~~~~
とりあえず終電で無事日本海まで辿り着いたぞ~~~~
画像貼ったぞ~~~~寝るぞ~~~~起きたらレポるぞ~~~~
・・・と思いつつ、すでに二夜明けてしまった・・・

当日は思ったより涼しかったし、なにしろ元大阪市民だし、
大阪ビジネスパークも何度も行ったことあるし、2度目の観劇だし、
結構余裕あったつもりだったんだけどね。やっぱ歳だな。うん。


~序章~



ってことでIMPビルまでやってきた。
しかし時間は午後3時をちょっと過ぎたところ。(開場は16時)

早すぎるにもほどがある という突っ込みはもっともだが、
地方線の特急は異常に本数が少ない上に、他に選択肢が無いときたもんだ。
ならば梅田辺りでちょいと時間をつぶしてくればよさそうなもんだが、
田舎に引っ込んで幾星霜、
たまに大阪に出てくると地下鉄で酸欠しそうになるほど、
人ごみに対する耐性が低下してしまっているのだよ。



そしてIMPホールに到着。
何故か扉が開いてて、しかも物販に行列が・・・

らっきい~♪これで閉演後の大行列をパスできるや~ん(^m^)
ってことで、まずは必須のパンレットを購入することにしたところ、
なんと未見だった 「BLUE」 のパンフレットも売ってるでわないか~
とっくに完売してると思ってたから、これは嬉しかったわ。

客席にはまだ入れないので、ロビーの椅子に座って待ってようかと思ったら、
実はまだ昼の部終演後の物販が続いてたとかで。
あれ?確か昼の部って12時台だよね?
ってことは2時間半くらいの舞台なのか?
いやいや。おそらくは「ファミリア」同様、
異常に充実した前説+物販販促用後説を足して、都合2時間半なんだろうと。

ってことで、買ったばかりのパンフを眺めつつ、
ひーさまの進化過程を眺めつつ、
正しい開場時間である16時を待つことにした。



「BLUE」
ネクサスの特典映像とか、アルソリマックスのリーフレットで知ってる顔です。



「ファミリア」
舞台経験を重ねて、明らかに眼力の増したひーさま。



「ナナシ」
なんという精悍さ!なんという気迫!

うむ。確実に役者の顔になっておる!
この画像と、コメントを見るだけでもパンフ買う値打ちがあるぞえ~(^m^*)

さて、劇場空間に足を踏み入れてまず仰天したのがその舞台装置である。
この驚きをなんと表現すべきか・・・と悩んでたら、
30-DELUX公式ブログにその一部を伺い知ることが出来そうな画像が♪

要するに舞台のほとんどが 弧を描いた斜面 で占められているんである。

その宝塚劇場の大階段ならぬ 大斜面 の両側に、
でっかい葵の御紋と篝火が配置されていて、
手前が現世で斜面の向こうはあの世、みたいな感じ。
舞台奥が高くなってるのはよくあることだが、これはまたなんと大胆な・・・

ってか、この傾いた足場でアクションするんかいっ!


~本章~

全く予備知識無しで解釈してみますに、時は関ヶ原の合戦後。
所は徳川家康の隠れ里。
そこへ家康の命を狙う刺客4名を倒すという、見事な武功を上げた男が現れる。
名を問われて、男は 「ナナシ」 と答える。
そして家康の前で、刺客4名を倒すまでの仔細を語り始める。

それは乱世と家康という強大な存在がもたらした悲劇とその怨念を越えて、
太平の世を願いつつ、人知れず命を散らせた忍者たちの物語であった。
その壮絶な闘いの様は、ナナシの回想として舞台上で再現されるのだが・・・

詳細な劇評は他所にまかせるとして、
シェイクスピアかギリシャ悲劇かと思う鬱展開の脚本と演出の中、
圧倒的なまでの、斜面上で繰り広げられる剣劇亦剣劇!
槍ありーの二刀流ありーの青龍刀ありーの妖術ありーの・・・・・
平地でも困難極まりないであろう殺陣を、
均一でない傾きの斜面でやってのけるんである。

惜しむらくは剣術だけじゃなくて、忍者特有の体術も見たかったなあと。
そのためにひーさまがいるんだと思ってたんだけどなあ~
残念ながら、「ファミリア」の天下一武闘会ほどの超絶技は披露されなかったが、
それでも序盤の関ヶ原の合戦における、
斜面からの重力を感じさせない跳躍~宙返り~着地の流れは見事だった。
ってか、なんでワイヤーなしであんなことができるのか・・・
凡人ならあの斜面に立っただけで、三半神経が誤作動を起して、
気持ち悪くなっってしまうのではないかと。

そんなわけで、喰い足りない部分はあるのだが、
今回はまた別の方面で新たなひーさまを発見するという収穫があった。
それが「ファミリア」でも門下生カルテット仲間だった飯田卓也さんとの、
ダブルボケ村人漫才でして~
刺客の一人・青龍に手紙を届けに行く道すがら、
ひーさまと飯田氏が繰り広げる珍妙なやり取りが面白すぎてもうね。
特にのほーんとしたひーさまの語り口調がなんとも・・・

ってか、これは最早 「爆笑まんが日本昔話」だろ~~~~~~(つ∀`)

そんなわけで、深刻な悲劇に緩急を与える、
30-DELUXお得意の笑わせどころで最も笑いを取ったのが、
われらがひーさまだったという・・・
いや、「BLUE」の時から思ってたんだけど、
IKKANさんってホント、上手い具合にひーさまをいじって下さるなあと。

後、個人的に外せないのが、同じく「ファミリア」で知った森大さんですにょ。
今回はあの見事なしゃべりをほぼ封印して、
言葉を話せない落ちこぼれ忍者・モモチを文字通り全身で表現していた。
そのウザいまでの存在感と、暑苦しいまでの可愛さはナンなんだ!

そういう濃いメンツの中で、超天然ボケの鷹丸を演じていたのが、
イカルガ・その名前で呼ぶな!ジョージ こと渡辺大輔さんだったんだが、
これがまた絵に描いたようなイケメンぶりで・・・
アクションはまだちょっと腰高な印象があるが、
黙って立っているだけで絵になる超イケメンなのに、
リムエレキングで感電するシーンばりにはっちゃけるわ、泣かせてくれるわ・・・
いや、髪が逆立つとか骨格が透けて見えるとかの特殊効果に頼らずとも、
がっつり笑わせてくれるなんて~(´∀`*)
やっぱテニミュのロングラン公演完走は伊達じゃない!ってことだな、うん。

後、紅一点でこれが初舞台という、朱雀役の水野裕子さんが素敵だった。
殺陣も気風も超オトコマエなくのいちなんだけど、
強烈な意地っ張りなくせに、実は惚れっぽくていじらしくて可愛いのなんのって~
愛する白虎と闘わなきゃならなくなった時に、
それまでの赤い衣装が真っ白装に変るのがなんか死に装束っぽくて、
すんげ~胸にくるものがあったっていうか・・・
あれは多分 「生身の女としての死=あの世で愛する男の花嫁になる」 みたいな、
壮絶な覚悟の表れなんだろうな~と。
そして最後は、乱世にあっても次の世代を産む救いの女神のようにも見えて・・・


~終章~

千秋楽ということで、何度目かのカーテンコール(カーテンないけど)の後、
にゃんとキャスト紹介があったですよ~♪
そして最後の最後に、グッズ販促後説来ましたですよ~♪
これがないと30-DELUXの舞台が終わった気がしないワタシって・・・(つ∀`)
出来ればまたひーさまの販促コント見たかったなあ~

しかしあれだけの運動量の舞台を終えた後、
物販コーナーでほぼ全ての観客とコミュニケートするという、
清水順二氏タイソン大屋氏のプロ根性には恐れ入った。
そりゃあグッズが売れるに越したことはないけど、
あれは義務感だけで出来ることじゃないと思ったわ。

開演前の写メ撮影会が無くなったり、チケットの仕切りがややこしくなったり、
公演規模が大きくなるにつれて色々と煩雑な事情が絡んで来るんだろうけど、
やっぱ最大の動機が、「生まれ付いての役者根性」なんだろうと。
我々が舞台を観て、役者さんたちの魔法にかかってしまうように、
役者さんたちも観客の歓声と拍手に酔ってるんだろうなと。
これって幸福な相互依存関係だよねえ。
9回も観たという人や、福岡から夜行で来てる人がいるのも成程道理。
そういうワタシも、若い頃はダダハマリしたミュージシャンを追っかけて、
大西洋が見えるとこまで行ったりしてましたねえ~ハハハ(^∀^;A)
あ、今は地方住人な上に、畑違いの特撮者で、しかも完全なニワカなもので、
まだ依存するほど魔法成分を摂取できてないですけど。

でも、一生この目で見る事はないだろうと思っていたひーさまを、
一度ならずも二度までも拝むことが出来ようとわ・・・
やっぱ幾つになっても萌えの精神を失っちゃ~いかんし、
長生はするもんだとつくづく・・・・・


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