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巨大ヒロイン・コミック計画

3DCGを使ってデジタルコミックの電子書籍化をめざすブログ

「アオイホノオ」と「勇者ヨシヒコ」

2019年07月07日 06時27分40秒 | 創作雑談

島本和彦さん原作のテレビドラマ「アオイホノオ」が全話(1話~11話)が、TVerで無料再配信されています。


■「アオイホノオ」とは…(ウィキペディアより)

『アオイホノオ』は、島本和彦による日本の学園青春漫画。『週刊ヤングサンデー』(小学館)に2007年から2008年の休刊まで不定期連載された。

テレビ東京「ドラマ24」枠にてテレビドラマ化され、2014年7月期から放送された。

同年に第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
2015年、第60回(平成26年度)小学館漫画賞一般向け部門を受賞。


この時代って熱いですね。
のちに有名になるクリエーターたちが大阪芸術大学で青春時代を共に過ごしていて、ライバルとの熱い競争、いや、勝手に盛り上がる主人公の自意識過剰、まるで映画「蒲田行進曲」のような破天荒な面白さがテンコ盛りです。

・1話~3話(7/9(火)まで無料視聴が可能)
・4話~6話(7/10(水)まで無料視聴が可能)
・7話~9話(7/11(木)まで無料視聴が可能)
・10話~11話・最終話(7/12(金)まで無料視聴が可能)

エピソードによって配信終了日が異なりますので、ご注意ください。

以下が各エピソードへのリンクです。


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■アオイホノオ 第1話
https://tver.jp/feature/f0036745
焔モユル(柳楽優弥)はクリエイター志望の大阪芸術大学1回生。とんこ先輩(山本美月)に憧れバドミントン部に入部するが、自分の才能にはかなりの自信家だ。最初の課題・パラパラ漫画もかなりの自信作だったが教室では庵野ヒデアキ(安田顕)の作品に人だかりが出来ていた。あまりのレベルの高さに驚愕するモユル。次でリベンジを誓うが山賀ヒロユキ(ムロツヨシ)、赤井タカミ(中村倫也)など、強力なライバルが頭角を現し……。


■アオイホノオ 第2話
https://tver.jp/feature/f0036746
自分の才能にかなりの自信を持っていた焔モユル(柳楽優弥)だったが、強力なライバルが続々と現れ自信喪失。漫画家を目指すことを決意しアニメ研究会の矢野(浦井健治)に自身の作品を見せるが、あっさり画力と覚悟の無さを指摘される。さらに本屋のおばちゃん(山野海)に聞かれたアニメをほとんど説明できず、そんな自分に落ち込む日々だったが……?


■アオイホノオ 第3話
https://tver.jp/feature/f0036747
漫画家を志すも、突破口をふさがれてしまった焔モユル(柳楽優弥)。漫画に新しい道はないとアニメーターを目指すことに。大学でCM制作の課題が与えられた焔は、グループを組まず、1人アニメで挑むべく高価な道具も買い揃えたが、肝心のアイデアが出て来ない。それどころか頭の中は森永とんこ(山本美月)や津田ヒロミ(黒島結菜)のことばかり。焦り始めた焔は、ヒントを得ようと聖地と呼ぶアニメ店へ向かうのだが……。


■アオイホノオ 第4話
https://tver.jp/feature/f0036804
庵野ヒデアキ(安田顕)のアニメを観て、打ちのめされた焔モユル(柳楽優弥)は、再び漫画家を目指すことに。東京の出版社へ持ち込みをすべく、作品制作に取りかかる。その頃、庵野はひたすらアニメを描き、赤井タカミ(中村倫也)は人形特撮に没頭。課題と関係なく取り組む様子に「2人を捕まえておけば一生安泰」と思う山賀ヒロユキ(ムロツヨシ)だった。夏休みの終わり、焔は岸本(大水洋介)とついに東京へ乗り込む。


■アオイホノオ 第5話
https://tver.jp/feature/f0036810
東京にやってきた焔モユル(柳楽優弥)と岸本(大水洋介)は、朝から出版社への漫画の持ち込みを始める。不安げな岸本に対し、焔は自信満々だ。ところが最初に訪れたサンデー編集者からは、表紙のみコピーされたものの、作品へのコメントは特に無し。ジャンプ編集者・MADホーリィ(佐藤二朗)も、一通り目を通したあと、漫画の話もそこそこに、運ばれてきたハンバーグに夢中。気ばかりが焦る焔は……!?


■アオイホノオ 第6話
https://tver.jp/feature/f0036811
持ち込みをした焔モユル(柳楽優弥)と岸本(大水洋介)だが、どこにも引っかからなかった。しかも庵野ヒデアキ(安田顕)が2年生の課題発表に参加することを知り、焔は言葉を失うが、森永とんこ(山本美月)の励ましもあり自信を取り戻す。そんな中、焔は、あだち充作品を読みながら、時代は学園漫画だと考えるが、高橋(足立理)にはSFで行くべきと言われ、悩み始め……。


■アオイホノオ 第7話
https://tver.jp/feature/f0036837
庵野ヒデアキ(安田顕)への対抗心で自動車教習所に通い始めた焔モユル(柳楽優弥)。しかし教官が厳しく、仮免に落ち続け、教習所で出会った岩瀬ジュン(市川由衣)にも先を越され、ここでも苦悩の連続……。肝心の漫画は内容が決まらず迷走中。森永とんこ(山本美月)にも早く描くよう促されるが、取り掛かる気配はない。その頃、ライバル・庵野にはSF大会のオープニングアニメ制作の依頼が舞い込み……。


■アオイホノオ 第8話
https://tver.jp/feature/f0036838
庵野(安田顕)、山賀(ムロツヨシ)、赤井(中村倫也)は、SF大会のアニメ企画責任者・岡田トシオ(濱田岳)の豪邸にいた。イベントで度肝を抜くアニメを上映したいと熱く語る岡田。彼が放つオーラに3人は圧倒される。一方、MADホーリィ(佐藤二朗)から新作が読みたいとの連絡が入った焔モユル(柳楽優弥)は、ようやく漫画を描き始める。ところが簡単だと思っていた学園漫画で、思いがけない壁にぶつかり、頭を悩ませる。


■アオイホノオ 第9話
https://tver.jp/feature/f0036839
焔モユル(柳楽優弥)たちは2年生の春を迎える。庵野ヒデアキ(安田顕)らは岡田トシオ(濱田岳)の家で、イベント用のアニメ制作に勤しんでいた。一方、焔はMADホーリィ(佐藤二朗) に漫画の描き直しを要求され、さらに大学では3分間のフィルム制作という課題が出されていた。庵野に負けじと、アクションヒーローもののアニメを作ることを決意する焔。新たな手法を思いついたと息を巻くが、物語の深みの無さに悩み出す……。


■アオイホノオ 第10話
https://tver.jp/feature/f0036870
ついに焔モユル(柳楽優弥)のアニメが上映された。しかし期待とは裏腹に静まり返る会場……。居たたまれなくなった焔はその場でうずくまり落ち込んでしまう。その頃、岡田トシオの家では着々とアニメ制作が進行。庵野ヒデアキ(安田顕)ら3人の完璧なフォーメーションに岡田は最高のアニメが出来上ると確信していた。一方、森永とんこ(山本美月)に慰められすっかり立ち直った焔は、漫画の描き直しに取り掛かろうとするのだが……。


■アオイホノオ 第11話・最終回
https://tver.jp/feature/f0036871
焔モユル(柳楽優弥)は、庵野ヒデアキ(安田顕)らが作ったアニメを見て、想像以上の出来に打ちのめされてしまう。しかし庵野が東京に来るよう誘われていたことを聞いた焔は、自分もそうなるべく奮起。漫画を完成させ、上京を妄想しながら連絡を待っていた。そしてついにMADホーリィ(佐藤二朗)から電話がかかって来るのだが……。


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以上です。

そしてこの時期、なんと「勇者ヨシヒコと魔王の城」も第1話~第3話がTVerで再配信が始まりました。

2011年(平成23年)7月8日から9月23日まで毎週土曜日0時12分 - 0時53分(金曜日深夜)にテレビ東京系「ドラマ24」で放送された山田孝之主演の連続テレビドラマです。

■解説(ウィキペディアより)

福田雄一脚本・監督、山田孝之主演による「ローコスト冒険ドラマ」。

放送開始前からメディアの報道では「ドラクエ風」であると紹介されていたが、実際にドラクエ発売元のスクウェア・エニックスも「協力」としてクレジットされており、多くの回でスライムの張りぼてやゲームと同じ効果音など、ドラクエそのままの要素が用いられている。また、ドラゴンクエストシリーズ公式サイトからも本作の公式サイトにリンクされている。

なお、作品自体の構想は本編と同じ低予算を謳ったコメディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』から来ており、それを意識したパロディやギャグも見られる。また、アバンタイトルで本筋とは無関係のスケッチ・コメディー的な戦闘シーンなどが展開されるのも特徴のひとつである。


こちらのリンクも紹介させていただきます。


■勇者ヨシヒコと魔王の城 第1話 カボイの村
https://tver.jp/feature/f0036862
カボイの村では、謎の疫病が蔓延し、村人たちは次々と命を落としていた。勇者テルヒコは疫病を治すという幻の薬草を求めて半年前に旅立ったものの、戻ってこない。新たな勇者として旅に出ることになったヨシヒコは、伝説の剣を手に、カボイの村を出発する。


■勇者ヨシヒコと魔王の城 第2話 マーニャの村
https://tver.jp/feature/f0036863
ヨシヒコ達はマーニャの村へとやって来た。この村では毎年村の娘を山神に生け贄として差し出す儀式があるという。それを知ったヨシヒコ達は、生け贄をとるのを止めさせる為、村の娘・オシナと共に山神のもとを目指すが……。


■勇者ヨシヒコと魔王の城 第3話 キラナの村
https://tver.jp/feature/f0036864
仏から、魔王を倒す為に東の方向へ向かうようにと告げられたヨシヒコたちは、キラナの村へとやって来た。しかし、村では夜になると化け物が村人や畑を襲い、村人たちは困り果てていた。それを聞いたヨシヒコは、自分が化け物を退治しに行くと言い出すが……。


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以上です。

見逃している方、また観てみたい方は、この機会にぜひどうぞ!














朝ドラ「なつぞら」の楽しみ方を知る!

2019年07月03日 22時12分10秒 | 創作雑談

現在NHKで放送中の朝ドラ「なつぞら」が面白いです。

「火垂るの墓」や「かぐや姫」を監督した高畑勲監督をモデルにした新入社員(演出助手)の青年、坂場一久(中川大志)と、そしていよいよ登場が近づいている宮崎駿をモデルにした神地航也(染谷将太)のコンビネーション――のちにスタジオジブリを設立する2人が、どのような出会いと、そして関わり合いをしていくのか、楽しみで仕方ありません。


今まで何度も「なつぞら」のお薦め日記を書こうと思っていたのに……なんかタイミングを逃してきました。

そういう遅ればせながら、本日はオタク評論家の岡田斗司夫さんの解説動画を紹介すると同時にお薦めしたいと思います。
岡田斗司夫さん自身も、この「なつぞら」を面白がっていて、見所ポイントなどを詳細に語ってくれています。



『なつぞら』、今後の展開予想。ジブリ誕生に繋がるアニメ界のレジェンド総出演


まずはこちら。
短い動画ながら、概要を端的に紹介されています。


この「なつぞら」って、当初は候補に北海道の酪農をテーマにする企画と、アニメーターとして奮戦する企画の2種類があったらしいんですね。
それが途中で合体して、ひとつの企画になったんだそうです。

私の予想としては北海道のエピソードが短くて、東京へ出てきてからが長くてメインのお話なのかなーと思っていました。
そしたら、十勝のエピソードが面白いの何のって……。
特に4話で心を掴まれました。
戦災孤児として北海道の農家に引き取られることになった主人公のなつに対して、厳しかった柴田泰樹(草刈正雄)が言葉はいまだに突き放したような尖った部分があるものの、言い方としては優しさを感じさせる包容力によって、なつがようやく心を開くというエピソードが役者の芝居のうまさも手伝って、とても良かったのです。

このドラマは期待できる!

4話での盛り上がりに、これからの展開に目が離せないと思いましたねぇ~。
いや、正直言って、北海道が舞台のままで終わってもいいかなと思うほど、その後のエピソードも良かったのです。
アニメの現場のエピソードを観たかったのに、これでは本末転倒でした(笑)。

そうした予想外の面白さに、少し心配も募りました。
(これって……北海道からアニメの世界へ行くって強引な展開にならない?)
と思うようになったからです。

あまりに北海道のエピソードが面白かったので、途中でなつがアニメの世界をめざすのは唐突にならないだろうかと思ったのです。
2つの企画を合体させたゆえの弊害が出るんじゃないかと心配になったのですが……それはまったくの杞憂でした。

自分の夢をめざすためには「周囲の理解があったほうが得である」というテーマを描くのが目的だったのか、主人公のなつは、自分がアニメの世界へチャレンジするための問題点、障壁をひとつずつ解決していくんですね。
それは、まさに夢をめざす者が心得ておいたほうがいい戦略そのものです。

反対する人を説得する力。
応援してもらえるような頼み方。

これは立派な交渉術です。
夢をめざす前に会得しておけば、いつか必ず役立つときが来るだろう……そんなことを思わせる展開ぶりでした。

とくに最も難関であろうと思われた、おじいちゃん――柴田泰樹(草刈正雄)を説得するセリフが秀逸でした。

正確なセリフは忘れちゃったのですが――確か要約すると、「おじいちゃんが若い頃にやった開拓を、私もやりたいの。漫画映画という日本でも未開拓の仕事で……」という感じだったのですが、それを言われたおじいちゃんは「東京を耕して来い」と理解を示すのです。

この切り返し、うまいと思いました。

アニメ映画の素晴らしさを語って説得するのではなく、相手が理解しやすい例え話を使って説得するという、相手の懐に飛び込んで「あなたの若い頃と同じことを、違う分野で私もやりたい」と言ってのけたのです。
これだと、おじいちゃんも反対しにくくなりますよね。
祖父の意志を受け継ぐと言われているのと同義なんですから……。

このシーンのやりとりを観て、シナリオとしてうまいなぁと思いました。
強引になるどころか、重要な見せ場として盛り上げてしまう……仕掛けるのがうまいシナリオです。

そして岡田斗司夫さんは、もっと面白い観点から繙いているのです。



アニメ史で読みとる先週の『なつぞら』~泰樹じーちゃんのモデルはあのマンガの神様?



岡田斗司夫さんが言うには、北海道の開拓者であるおじいさんと農協との対立、つまり個人と組織は、なつがのちに経験するアニメーターという労働者と会社という組織の対立との重ね技だというのです。
なるほど。
北海道の酪農とアニメーターという2つの企画が合体した理由は、この2つを結びつける対立構造の親和性にあったというわけです。
企画の狙い目として、すごくいいと思います。
よくぞ、そこに気がついたなぁって感じです。いや、偶然にしては奇跡のようなシンクロぶりですよ。



アニメ視点で見る先週『なつぞら』まとめ~十勝の朝焼けは「ファンタジア」ラストのパロディ



ここは気づきませんでした。
朝焼けのシーンが、まさかファンタジアのオマージュだったとは!

十勝の朝焼けを観て、大自然の美しさになつは見とれていたわけではなく、アニメの表現はこの美しさにどれだけ迫れるか――そういうイメージを現実の光景に重ねて観ていたわけですね。
その可能性に、なつは生涯をかけてチャレンジしてみたいと決意したキッカケになっていたのです。
セリフで説明せずに、こうした伏線回収(ファンタジアを観たときの感動を回想)することと、主人公の決意をビジュアルだけで演出したという素晴らしさ。
言われてみて、「ああっ、そうだったか…」と気がつく私もうっかりしていましたが、何気ないシーンにまでこうした演出意図を込めてあったとは……感服いたしました。



アニオタ的『なつぞら』チェック「馬を動かすとは?」+東京ディズニー新エリアの狙いはこれだ!



馬の走り方って、私も分解写真を観て驚いたことがあります。
イメージしていた走り方とは全然違っていたからなんですね。

そのとき、3Dアニメで馬を走らせる練習をしていたんです。でも、分解写真のとおりにポーズを付けていっても不安になりました。
(こんなポーズの連続で、走ってるように見えるのか……?)
と半信半疑でアニメートしていったのですが、キーフレームを付け終わって再生ボタンを押してみて感動しました。ちゃんと、馬が走っているように見えたからです。
これは不思議だと思いました。

そんな奥深いことが「なつぞら」の劇中ではサラッと紹介されています(笑)。
いや、サラリとした紹介だったからこそ、こうした岡田斗司夫さんの解説動画が補助アイテムとして活きてくるんですね。



『なつぞら』にアニメ界レジェンドや嫁、登場!+『さらざんまい』リアクション傑作リアクション+『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を語る



こちらの動画は冒頭の3分少しだけが「なつぞら」の話題となります。

なつがアニメ制作会社に入社して、同期や先輩の女性スタッフが出てくるのですが、彼女たちは誰がモデルなのかを話しています。
すでに、宮崎駿の奥さんとなる女性スタッフも出てきているとのことで、そこの恋愛話も描かれるのかどうかわかりませんが、気になるところではありますね。



『なつぞら』に隠されたアニメ界の真実! 正社員優遇に苦しんだマコさんと、なつが採用試験に落ちた本当の理由



この動画は、当時の状況を解説してくれています。
ドラマの行間を読むような舞台裏の話で、とても興味深い内容です。

実際のモデルになった人と、ドラマでの登場人物との微妙な違いも、またそこから派生した東映動画と虫プロの対立話も面白いです。



高学歴より良い家柄『なつぞら』で描かれた当時の社風



当時のアニメ制作はどこに力点を置いていたのかがわかる動画です。
私も制作のアップが早すぎる、リテイクがあるはず……と、ちょっと気になっていたのですが、その違和感は実はこうでしたという種明かしを説明してくれる動画です。

また昭和30年ごろは、就職における価値観は今とは違っていたという話も聴けます。

ドラマでちょっと気になった業界的な部分が、うまく補完できます。



今週の『なつぞら』「わんぱく牛若丸の正体」~12週「なつよ、千遥のためにつくれ」その1



当時のアニメ制作現場は、ドラマ向けの制作体制になっていたんですね。
会議が公平なミーティングになっているので、なつのような新人が意見を言いやすい雰囲気になっていますね。
まさにドラマ向けです。
ハリウッドのピクサーがこれに似たブレーンストーミングをやっていますが、こういった空気は若いチームならではのものとも言えるでしょう。



今週の『なつぞら』「高畑勲、ついに登場!」~12週「なつよ、千遥のためにつくれ」その2



ついに出た高畑勲!
のちに監督となる演出助手の坂場一久(中川大志)の登場です。

ドラマの劇中で、なつを質問攻めにした坂場一久(中川大志)の裏側を解説してくれています。

この青年が登場してきたおかげで、アニメ制作現場への関心がグッと高まってきました。
そしてさらに、近々登場してくるであろう、宮崎駿をモデルにした神地航也(染谷将太)の絡み方も業界の人たちにはたまらないものになっていくんじゃないかと思えます。



今週の『なつぞら』「ラストまでの展開を大予想」~12週「なつよ、千遥のためにつくれ」その3



今後の展開予想を語っておられます。
ネタバレというより、実際のアニメ制作の歴史はどうだったのかという解説動画です。
これを聴くと、今も昔もアニメーターの労働問題、格差の問題、働き方の問題はあまり変わっていないんだなと思わされます。
それは北海道の十勝でも描かれていた個人と組織の対立にオーバーラップしてくるかのようです。

また些細なことですが、千遥についての予想は、すでに外れてしまった様子……。
私も千遥は、アニメ映画のポスターになつの名前を見つけた千遥が最終回付近で出てくるのかと予想しておりました。
なので、今の千遥の展開は意外であります。
もちろん、外れたからどうってことはなく、むしろここからの展開にワクワクしていることに変わりはないんですが(笑)。



今週の『なつぞら』~まさかの高畑勲がなつの彼氏! なぜ演出家と作画は対立するのか問題



なつが馬の前脚が4本(残像として)あるシーンを作画したエピソードの解説動画です。

ここでドラマの劇中で、なつを質問攻めにした坂場一久(中川大志)のキャラを立てるために、あえて上司の露木重彦監督(木下ほうか)を折れさせています。
キャラ立ての難しさはここにあるんですよね。
リアリティを追及しすぎると、キャラが死ぬ。活かせなくなる……こうした問題は常にキャラクターのポジションと優先度によって、物語にたとえウソが出たとしてもねじ曲げないと成功を導き出せない方程式というものがあるんですよね。
キャラクターの方程式……。
それについて、岡田さんがわかりやすく解説してくれています。
シナリオやストーリー作りに興味がある方は、必見の動画と言えるでしょう。



……というわけで、長々と続けてきましたが、お薦め日記になっていたでしょうか?

いや、お薦め日記というより、「なつぞら」の楽しみ方を解説した日記になってしまいましたが……でも、それでひとりでも興味を持ってくださった方が増えれば、これもやった意味があるというものであります。


それでは、また~!