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3月27日(水)のつぶやき

2019年03月28日 05時51分36秒 | 創作雑談

山崎豊子・原作のドラマ

2019年03月27日 12時55分20秒 | 創作雑談


また間が開いてしまいました。
久々の更新です。


現在はVRoidの3DモデルをMayaに読み込んで使えるようにする作業をしています。
その作業工程を日記にまとめようとしているのですが、どうにも遅れています。
すみません。


そのぶん、またまたドラマ鑑賞に逃げてしまいました(苦笑)。
最近は、社会派&歴史ドラマに熱中しています。



まずは、TVerで公開中の「二つの祖国」をご紹介します。



テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル「二つの祖国」|主演:小栗旬




アメリカで生まれた日系二世たちの物語です。
大東亜戦争をきっかけに、アメリカに住む日系人たちへの迫害が始まってしまいます。

それは住んでる家を失い、アメリカの収容所に入れられ、鉄柵に囲まれた中での暮らしを余儀なくされる事態でした。
歴史に翻弄される中、彼らの問いかけが心の中で繰り返されていきます……。

自分たちは日本人なのか?
それともアメリカ人なのか?

やがて日系人たちは、親米と反米に分かれて対立していきます。
主人公の家族も、親米と反米でバラバラになっていくのです……。


私も怪獣を題材にした物語を作っていると、政治というファクターを抜きにも出来ませんので、必然的にこうした政治色の強いドラマへの関心も高まります。
そこで得られた知識や感想を、自分の作品の中に投影していけたらと思うのです。


これは私見ですが、先日イチローの引退会見で、イチローが最後のほうで語っていた「アメリカでは僕は外国人ですから」にも通じるものが今回のドラマにはあると個人的に感じられました。

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「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので」(AERA dot3月22日配信)
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(以下、引用記事)
一般的にいえば、「外国人であること」は決して快い状況ではない。「外国人」であるゆえに馬鹿にされ、中傷され、誤解された経験は「外国人」に一度でもなった人ならば程度の差こそあれ体験しているだろう。もちろん、「外国人であること」が全てネガティブなわけではない。ポジティブなこともあるだろうが、「外国人」になった当初は残念ながら前者の体験の方が多い。ただ、「外国人であること」を長い間味わっていくうちに、イチロー選手のように後者の体験が多く生まれ、人間として成長できる契機ともなるわけだ。

(イチローが語った「外国人となることの意義」長谷川良より)
http://agora-web.jp/archives/2037932.html


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見応えのある長時間ドラマですので、お時間のあるときにでも、ご覧くださいませ。
ただし、無料配信の締め切りは3月31日(日) 23:23までですので、その点にはご注意を。



◆「二つの祖国」前編 (テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル)
https://tver.jp/corner/f0033146
3月31日(日) 23:23 配信終了

山崎豊子原作の大ベストセラーを小栗旬主演で民放初ドラマ化!

日米に家族の絆を引き裂かれながらも未来を信じ激動の時代を生き抜いた3世代、64年の愛と奇跡の物語。

歴史に翻弄されながらも、激動の時代を生き抜いた若者たちの愛と奇跡の物語。


◆「二つの祖国」後編 (テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャル)
https://tver.jp/corner/f0033147
3月31日(日) 23:23 配信終了

山崎豊子原作の大ベストセラーを小栗旬主演で民放初ドラマ化!
私は母なる国の敵だったのでしょうか?
最愛の人との涙の別れ1発の銃弾が引き裂いた絆の結末はいかに!?
歴史に翻弄されながらも、激動の時代を生き抜いた若者たちの愛と奇跡の物語……!


後編では、あの「東京裁判」が出てきます。
しかも東条英機を演じるのが、ビートたけし?
最初は驚きましたが、でも雰囲気は出ていて、これはこれでアリかと思わせます。

 

ラストもジ~ンと来る締めくくり方です。

長時間ドラマですが、それに相応しい感動と余韻で胸がいっぱいになります。



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続いても、山崎豊子さん原作のドラマです。

NHKの放送70周年記念番組として日中の共同制作により1995年にドラマ化された「大地の子」です。

文化大革命の最中、中国残留孤児・陸一心(上川隆也)は、日本のスパイ容疑で労働改造所に送られてしまう……という壮絶なものです。

これがよく出来たドラマでして。
まずは名だたる名優が数多く登場。
その中には、声優の飯塚雅弓さんも顔出しの役者さんとして登場します。ここは注目ポイントですね。


テーマとしては「日本人とは何か?」を、日本人の胸に訴えかけてくるドラマです。

とても重く、かなりハードな内容ですが……昔の人たちの苦労を思うと、目をそむけられません。
今の平和と繁栄は、この時代の苦労の上に成り立っていると思うからです。

今の時代の私たちは、幸せですね。
これを観ると、その差を痛感させられます。


でも、観ると魂を吸い取られるほどに消耗するので、観たい方、あるいはメンタルがタフな方のみ、ご覧いただくのが良いかと存じます。
とてもヘビーな内容ですので……。

【注意】グロな描写があるという意味ではありません。物語の出来事(エピソード)が過酷な状況の連続で、辛すぎるからという意味です。



◆「大地の子」1 全11回「父二人」
文化大革命の最中、中国残留孤児・陸一心(上川隆也)は、日本のスパイ容疑で労働改造所に送られてしまう。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=k3d_w8GAW9A




◆「大地の子」2「流刑」
日本人であることを理由に労働改造所に送られた陸一心(上川隆也)は、過酷な労働を強いられていた。

https://www.youtube.com/watch?v=TbZ5IR4EDPQ

 



◆「大地の子」3「再会」
一心(上川隆也)は、労働改造所で日本生まれの華僑・黄書海と出会う。彼は一心に、故国を思うことの大切さを説き、日本語を教える。

https://www.youtube.com/watch?v=35zh_2FMUmA

 



◆「大地の子」4 黒災へいつぁい
労働作業中、砂嵐に襲われた一心(上川隆也)は、江月梅と再会する。

https://www.youtube.com/watch?v=VTBmp58cEHA




◆「大地の子」5「長城」
日中共同声明後、日本と急速に関係を深める中国政府は、最新の鉄鋼プラントを東洋製鉄に発注する。そしてその東洋製鉄には、一心(上川隆也)の実父・松本耕次(仲代達矢)が勤めていた。

https://www.youtube.com/watch?v=XwWyeJcOCeU




◆「大地の子」6「日本」
上海の製鉄所の工事責任者、松本耕次(仲代達矢)は、一時帰国した際、旧満州での隣人、咲子と再会。息子と娘が、殺されずに生き残っていたことを知るのだった……。

https://www.youtube.com/watch?v=LzZVvM2myuA




(以上、シリーズの前半のみ)



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物語は中盤にさしかかると、田中角栄が日中国交正常化を成し遂げたことにより、主人公の環境はガラリと一変します。

それまで日本人というだけで冤罪をどんどん追加され、奴隷労働を強いられる囚人生活が何年も続いたのに、今度は日本人というだけで重宝されて出世していくという生活にガラリと変わってしまうのです。
政治家の外交ひとつで、庶民の暮らしが幸福にも地獄にも変わってしまうのですね……。


シリーズの再生リストは、以下のリンクになります。



◆「大地の子」再生リスト(第4話だけが抜けています)


https://www.youtube.com/watch?v=k3d_w8GAW9A&list=PLGe7sxwGpLJOq3oVteyXMIaWwGYiymDH3



以上です。
お読みくださり、ありがとうございました。


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