巨大ヒロイン・コミック計画

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TrinArtで自作の3D画像をクォリティーアップするテストをしてみました。

2023年10月25日 02時01分20秒 | 3D画テスト

 TrinArtで自作の3D画像を「AIイラスト」でクォリティーアップするテストをしてみました。

 まずは初期小説版の第1巻に使った表紙イラストを読み込んでもらって、できるだけ元の絵に忠実にしてクォリティーアップするという簡単なプロンプトに設定しての実験です。

 その結果がこちらになります。

 確かに元の絵に忠実ですが、双子の顔が変です。

 元の絵では「逃げている途中で怪獣の鳴き声を聴いた双子が、近くに怪獣がいるんじゃないかと驚いて立ち止まる」というシチュエーションで作ったのですが、AIはその意図を解釈して汲み取るのが難しかったようです。

 なので、パラメータを少しいじって、元の絵から「ちょっとくらい離れてもいいよ」と指定すると、一気に絵が変わりました。
 いきなり2人が鞄を背負って、学校帰りのようなシチュエーションになりました。
 手前のハルナのほうの表情は良くなりましたが、奥にいるハルキは女の子になってしまい、服装もミニスカートに変化しました。
 背景も、廃墟の街からファンタジーっぽい中世の世界っぽくなりました。

 さらにパラメーターを変えていくと、もはやキャラクターは別人になりました。
 幼女と少年だったのが、いきなり中学生くらいに成長しています。


 さらにさらに設定をいじると、作品の世界観がガラリと変わってしまいました。
 もはや「だ、誰ですか、この子たちは……?」って、感じです(笑)

 試しに「思いっきり元絵から離れてもいいよ」と、そのパラメーターを80パーセントまで上げてみました。

 結果は……なぜかキャラクターがいなくなり、背景だけとなりました(笑)
 理由はわかりません。

 今度は100%にしてみました。
 さあ、何が現れるか!?


 なぜかイケメンの男の子になってしまいました。
 この辺の解釈が何なのか、まったく理由がわかりません。
 もう笑うしかないです(笑)

 ……この時点で、AIの難しさを知りました。
 自作の3Dの画像をクリーンナップしてもらえるのなら、漫画の作業のスピードアップに繋がるかと期待したんですが……現実はちょっと厳しいようです。

 自作の3D画像を元絵に使うから、著作権にも引っかからないし、いいな~と思ったのですが。
 ここまでキャラや世界観が変わってしまうのなら、ストーリー漫画としてのキャラや世界観の統一性が維持できません。
 残念ながら、現時点では使えるとは言えません。

 何か良い回避方法が見つかればいいのですが……。

 そう思って、背景なしのキャラクターのみの絵でも試してみました。

 初期小説版の表紙に使った絵素材から、キャラクターだけのレイヤーを引っぱり出してきてチャレンジしてみます。

 しかし結果は……

 何とも微妙な結果です……(笑)

 

 しかし今回は初めての実験だったので、まだプロンプトやパラメーター、はたまた別のAIサイトなどを調べれば、希望に沿ったAIとの出会いが待ってるかもしれません。

 希望だけは持ち続けていきたいものです……。

 

 

 


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