endy's teapot

今朝のSKshow!

半月書いて思ったのですが

2004年04月15日 | skshow
このコラムも当初読んでいるときに感じたほど主張をはっきりいっていないことがわかりました.
言い切った後にさっと反対主張を出したり,類似を引いて
独自性は少ないと示唆する場合ありです.

いくつか論理構造上興味のあるパタンがでてきたので,少しまとめます.

落語枕:最初の話題は結論に全く関係ない.主張のための前振り.
通常の文章でやられるにはまだよいが,新聞コラムでは
引き合いにだされて,ほかされる.ような感じ
こういうスタイルがコラムにあるのは,論説などと
違って「語り」を文章化と考えるといいかなとかんがえて
います.
中心人物:そのパラグラフでの話題の中心.または,そのパラグラフでの主張を行っている人・団体.下の「といえば」と組み合わせて,あるパラグラフでの主張を行い,その主張の余韻がある中で中心人物だけ入れ換える.そうするとあたかも次のパラグラフの中心人物も前のパラグラフと同じ主張をもったような印象を読者に与えることができる.


といえば:本当にいいたいことと一部に「つながり」のある話題を前のパラグラフにおいて,風が吹けば桶屋が儲かる的な話題の遷移を作り出す.普通の論文ではこんなことはできない.

一部の人:誰かが言ってたと言っては学校の先生に怒られていたが,自分が言っていないといって,一般性をもたせている.
本当は個人を明確できるのにあえてこのように書いているようにもみえる.しかし,政治外交欄の「当局」とか「筋」とは性格がことなっていて.一部の人と書くと複数いることを想起させて,かえって信憑性が上がってしまうのがふしぎ

専門家:普通の文章は引用や紹介をすると引用元の紹介を明示するのが基本だが,新聞コラムはそれも許されているようだ.場所の都合もあるからかもしれないが,引用というよりそのパラグラフの権威付け使われているようにみえる.引用の場合は,引用文を料理する必要があるのにそのまま載っていることもあるからである.

今朝のSKShow(4/15)

2004年04月15日 | skshow
ほめるのはよくて,批判するのは自己責任というのはどうでしょうか.

結論の掲示.感動した.
→事実の紹介
→自衛隊の役割についての見解の紹介
→「差し替え」復興支援→人道支援とことばの入れ替えがおきている
→筆者が感激.かの地の人々も感激していると言い切る
→トーンのソフト化.この感想を持つのは自分だけでないと
強調し.一般性があるかのように言って結.

半月書いて思ったのですが,このコラムも当初読んでいるときに感じたほど主張をはっきりいっていないことがわかりました.
言い切った後にさっと反対主張を出したり,類似を引いて
独自性は少ないと示唆する場合ありです.

今朝のSKShow(4/14)

2004年04月15日 | skshow
「内なる敵」得意な話題ですね.元情報をあたった方がいいのでしょうけどへぇという感じはします.

問題提起.でも,じぶんでなく,専門家と素人.
→専門家の指摘を紹介
→事実の列挙
→考察.中心人物の入れ換え
→専門家の指摘をそのまま紹介
→専門家の考察をそのまま紹介して,いつもの
一部の日本人に対する批判を展開して結

一日違いで,アメリカの記者会見をみていればこの最後のパラグラフの組み立ては違っていたと思う.相当叩かれていたみたいなので.

今朝のSKShow(4/13)

2004年04月15日 | skshow
いいたいことは最初のパラグラフだけ,後はおまけ.
だけど,話題の中心人物が巧妙に入れ代わってゆく
読まないなら読まないほうがいいが,読むときは
頭を切り換えながら読まないと,誤解する.


中心人物:投稿者
自説の自画自賛
→中心人物:ご家族
対立説への理解を示すことにより,ソフト化をはかる.
→中心人物:テレビをみている人々
テレビ鑑賞の感想
自己責任を負う当事者でない人々への考察なので,
話をすり替えている.
→中心人物:他のメディアの制作者
メディアへの批判
ここにも自説が埋め込まれている.
→中心人物:自衛隊?
「といえば」展開
前段までの自衛隊の正当化に利用しているが,今日の主張の中心ではなさそう.
→中心人物:若者?
他社の調査の引用による考察.
どうしてこういう考察になるかは不明


「こういう構成だったのか!」と気づくのは
読み終わった後というのがつらい.



今朝のSKShow(4/11)

2004年04月15日 | skshow
中身の善し悪しには立ち入らない方針なので,論旨が明確という意味で,評価できる日

対象を明確にするために伝聞を紹介
→対象を明確にするために別の伝聞を紹介
自衛隊を話の中心にするために,「といえば」型で
前段のパラグラフから話の主役を変更
→疑問の提示
→著者の見解
→別の視点での著者の見解
→日本の変貌への著者の期待

批判でないので,書きやすいんでしょうね.

今朝のSKShow(4/10)

2004年04月15日 | skshow
この日のコラムもいつもながらの自説展開
自民,民主の見解を支持
→いつもの批判を先を批判.自説の再掲載
→斜に構えて,被害者をやんわり非難
→被害者達に「資質/資格」があるのか疑問を提示
→自説を記述.被害者たちに一定の前提があり得る
→過去の事例を教訓として紹介.

今日は文の構造も,主張点も前段の部分で展開しているのだが,
後半は主張がはっきりしなくぼやかしている.
いつもの記事と逆で,第二パラグラフをいいたいがために
被害者たちは引き合いに出されているともとれる構成になっている.


今朝のSKShow(4/9)

2004年04月15日 | skshow
中身には極力立ち入らない方針で書いているこの欄なのですが,この日のコラムには疼きますね.


想像とおりの反論に,来た来た来たという感じです.

自分の主張(結論)を最初に表明
→この日の対象となっている人の考え方を批判
→諸外国の評価を否定的に紹介
→他のジャーナリストの主張を紹介し,その主張を是として
文化の問題と位置づける
→しかし,是としている主張にたいして,ついていききれないと
トーンを落として,正面切って論陣をはっていない.

反論は想像とおりなのですが,
相手が司法でほぼ確定が見えているという状況もあるのが
結論にいつも主張の強さは感じられないですね.