空も大地もうごめき、ウゴメク。

この世に生まれたからには、精一杯生きてみよう

お別れ旅行

2006年12月17日 | 家族
  16日(土)、17日(日)1泊2日の日程で所属していた少年野球チームの子ども達とその保護者総勢36人とともにお別れ旅行に参加した。行き先は隣県の熊本県荒尾市にある三井グリーンランド。ここは、小学生の修学旅行やグループ旅行にもってこいのレジャーランドである。九州でもここ三井(グリーンランドを通常三井と略する)は、1、2位を争うレジャーパークで、ジェットコースターなどのスピードとスリルを瞬間に味わえる乗り物類が多いので有名なテーマパークでもある。園内を案内するマップをみると77もの体験型遊具や館(やかた)類などの屋内型の施設がここにある。



  私はこれまで長男が小学低学年の頃に二度、高学年に一度、家族で楽しんだ経験がある。行くたびに体験型のスリルと高速スピードの乗り物に挑戦。まだ若い30代半ばの頃で、どの施設にも違和感なく乗れたし、乗ることによって子どもとのスキンシップをはかってきた。



  今はどうか。現地に10時半過ぎに到着し、さて、大人は何をしようかと8人の父たちはそれぞれにあ~したい、こうしたいという欲はなく、近場の観光も良いが日ごろできない公営ギャンブルも、いやいや、ゆっくりするのもいいかも。結局、三井周辺にあるボーリング場に5人行き、あとの2人はパチンコ、もう一人は三井に残って子ども達と一緒に行動、それも途中で飽きてやっぱりパチンコ店にいったとか。やがて5時のホテル集合時間となって子ども達は満足感いっぱいで帰ってきた。私は5人のボーリング組に入って2ゲームを行い、成績ではどうにか2位に食い込んだ。成績1位の父は以前ボーリング場に務めた経験のある方で、320点だったか。彼が「私はハイスコア257ですから、ハンディー30を引いて良いですよ」と優しい。そのハンディーを引くと260点。私は2ゲームで266点の得点を挙げ、辛勝。ハンディーの分で彼に勝って1位となり、全員から集めた500円の賞金から1位1,500円、2位1,000円に振り分け、おかげで1位の賞金をいただきホクホク。



  夜は宴会場でどんちゃん騒ぎ。一番盛り上がったのは拳闘ゲームだった。赤コーナーと青コーナーに分かれ、人形の拳闘士を使って人間がボクシングのプラスチックのグラブを付け、チューブにエアを送り、相手を倒すという単純な競技である。トーナメント戦で行なわれ、大人、子どもを混ぜての対戦。力は要らず、エアを送る時のタイミングがポイントとなる。早いジャブだから当たるというものでもなく、そこがこの競技の面白さであり、大人も子どもも同時に遊べるのが良い。

  決勝は監督-部長の同級生対決。監督が“セコンド”の力を借りて見事優勝。賞品のこの拳闘士ゲームなどを手に入れた。部長も監督のこれまでの労をねがらって優勝は遠慮したもよう。何せこの二人は同級生だけに熱い火花をこれまで何度も散らしてきた。決勝戦にふさわしい手に汗握るなかなかの好ゲームだった。

  二次会は部屋に戻って飲み直し。最初は父組、母組に分かれて。ややもすると母組みの部屋に移って“馬鹿騒ぎ”結構夜遅くまで騒いでいた。聞けば2時過ぎまで語りあっていたとか。私も子どもの大部屋をのぞいた後、自室に戻り床に就いた。おそらくその時間だったのだろう。朝起きると頭ガンガン。

  こうやって長い一日が終わった。子ども達には消灯を遅くしてやっていたが、実際に寝たのは4時、5時、遅い子では睡眠10分という子も。バスの中で眠れるという日ごろの生活にない安堵感もあるのも分かるが、まぁ最後だから良いかとの親心も見え隠れしていたのも事実。しかし、10分前はいけない。成長著しい時代だけに。

  2日目はサントリービール工場見学と九州で一番大きいと言われるイオンのダイヤモンドシティでのショッピングを楽しんだ。そして帰路へ急いだ。着いたのは18時30分。すでに辺りは真っ暗。お疲れ様の言葉とともに感じたのは、彼らとともに一緒に過ごしたことは一生忘れ得ない思い出になった。公式戦、交流試合、練習試合のエラーもタイムリーもファインプレーも、記録には表れないまずいプレーも今は良き思い出だ。

  10人しかいないチームだったが、彼らのおかげで親も団結できたとそう思っている。逆に少ない部員数だったから団結できたのかも。優勝は一度もなかったが、かえっていろいろな面で団結できうるメンバーだったと思う。
  
  会社も2日お休みをいただき、その分精一杯の思い出をつくることができた。ありがとう、この時季にお休みをいただいた会社にも感謝の気持ちでいっぱいだ。