空も大地もうごめき、ウゴメク。

この世に生まれたからには、精一杯生きてみよう

食べ頃?

2006年12月11日 | 仕事
    

    会社内部は暖房が効いて31度を超える温風が噴出す箇所がある。朝方冷え込んでもややもすると日中は暖房がいらなくなる。東側と南側は強化ガラスに見守られ、燦燦とした陽射しが差し込んでくる。ちょっとした温室になる。

    そこに最近はパパイヤが加わり、お客さんたちの目を楽しませている。6個ある実の2個が黄色に熟し始め、もうそろそろ食べ頃か、とワクワクしてきた。しかし、いままでパパイヤなど栽培した経験のあるものは誰一人いなくて、その熟した実がさて、今が食べ頃なのかはさっぱり分からない。勘を頼りにして収穫しなければならない。

    このパパイヤ、実は家で栽培していた方が、もう育てきれないと、地元夕刊紙に掲載、呼び掛けされ、回りまわって当社が“里親”となったわけだ。

    手放した方の理由は、背が伸びすぎて自宅の天井に当たってしまうだった。すでにその頃から実は6個ついていて、譲り受けた11月18日から20日間、その実の大きさは今熟している2個を除いては少しずつ大きくなっている。

    最初の収穫は今まで育ててきた“大家”さんに。というのが条件。だが、いつが収穫なのかも誰も分からない。




    ネットでパパイヤを調べた。そうしたら、一般的にスーパーなどで販売されているパパイヤとは種類が違う。どちらかというとココナツのような大きさだ。熟す前の緑の実はスライスして天日干し、サラダや和え物にもなるという。ウリに近い食材だとか。もちろん熟せばフルーツとしても食べられる。

    ベトナムだったか、タイだったか。庭には高さ5、6㍍にも成長したパパイヤがそびえたっているといい、少しも珍しくないという。市場では100円もしない、というからこちらで注目されるものでもなさそう。

    先日は地元の夕刊紙が取材に来てくれた。まず、“大家”さんが引き取り手を捜している、との記事が先行し、当社が引き受けた、という二回目の記事で。

    従業員は“大家”さんのためにも枯らしてはならない、と皆熱くこのパパイヤの木を見守っている。