空も大地もうごめき、ウゴメク。

この世に生まれたからには、精一杯生きてみよう

ウリウリ坊

2006年12月14日 | 地元
  

    来年の干支は亥(イノシシ)。

 休みの今日はウリ坊探しに出た。地元の夕刊紙にウリ坊の記事が出ていた。来年の干支の写真にどうぞ、と小動物園の「ダチョウ園」が呼びかけていたのを見て。ヨシッと決め込んで今日の休みに計画を立てていた。ところが、朝からの雨に悩まされた。


 ここ、ダチョウ園は小動物の小楽園。種類としては主役のダチョウを始め、ワンワン、ニャンニャン、コケコッコーにメーメー、その他いろいろの動物がここに住んでいる。それらの仲間に先日イノシシの子、ウリ坊が仲間入りした。その記事が地元の夕刊紙に掲載され、いとおしいウリ坊を探していた私は、これがラッキーな記事だったことは言うまでもなく、休みを利用して撮影の計画を密かに練っていた。

 実は旧北方町にイノシシを飼っている事実を突き止め、そこにウリ坊がいないかを確認していた。ところが、この時季はウリ坊がいない時期であることを知った私は諦めざるを得ない状態であった。飼養している家庭から聞いた話であるが、もともとウリ坊は春の時代に育つ動物らしい。だから、今の時期にはもう斑点も見られず、飼っているとはいえ、中獣に成長しているようだ。

 ところが、そのウリ坊が地元の夕刊紙に掲載されていたため目が点になって喜んだ私はすぐにこの記事に飛びついた。

 朝からそわそわのわたし、100円玉を2個握り締め、デジカメも充電いっぱいにして園に向かった。

 着くと小動物君(さん)達が私を歓迎してくれた。どうもおかしい。何故か、門扉が閉まっている。よく見ると中央には「本日休園」の看板が出ていた。その横には毎週火曜日が休園日とある。今日は?


 


 後から出てきた男性に聞くと雨の日も休園日になるとか。そう。今日の当地は朝からシトシト雨。ずっと降り止まず、小動物はこの環境の下、小屋で屋外に出ようと今か今かその出番を待っていたらしい。「晴れたら外に出しますので」。晴れ間がのぞくどころか雨が止むことも今日はなかった。おそらくこの日ここを訪ねたのは私一人だったのではないか、というくらい周りはひっそりしていた。

 来年の干支イノシシ。ごつい、いかつい、凶暴な、イノシシは「猪突猛進」と言われるように、真っ直ぐな動物である一方、目元だけをみると可愛い動物でもある。しかし、あの野生の毛が今ひとつ年賀状写真のイノシシに馴染めない。その方が鋭くていい、という意見も聞かれそうだが、個人の感覚として年賀状で使用するならイラストか。写真ならやっぱり「ウリ坊」だろう。と解釈している。

 ようやく見つけたと思ったらこの日の休園。さぁ年賀状の受付も始まる。元日に届くよう準備だけはしていこう。まだあて先も何も書いていないが。

 入園料の200円は小動物園では手ごろだろう。しかし、ここを訪ねてくる人たちで経営は成り立つのか、そちらを心配していた。