ランプシェード

2008-07-27 23:54:04 | Weblog
美しく神秘的な灯りは人の心を穏やかに癒してくれるものです。
我が家のリビングに置いているランプシェイドは大麻(麻)の紙でできているものです。
栃木県の粟野町(現鹿沼市)は麻の栽培で有名な地ですが、
ここで生まれた大森氏は、麻の魅力に惹かれ麻を使った紙を作るため紙すきの修行を重ねて
(麻の繊維は強度が強く誰もが紙にはできないといったそうです)
現在『野州麻工房』を開き、麻の新しい表現を広めるための創作活動を展開しています。
麻は成長が早く種まきから3ヶ月程で見上げるほど(2~3m)に成長します。
この発育の良さから子供がすくすく育つように産着に麻文様が描かれたりするのでしょう。
こうして成長した麻を手作業で収穫していきます。
何年か前に体験させていただきましたが、私は30分でぐったり倒れました。
その後、麻を煮たり、干したり、剥いたりと本当に気の遠くなりような手間ひまをかけて、
麻の紙をすき、さまざまなオリジナリティ溢れる作品を創作しています。
学校の教員室には大森氏が創作活動を開始して間もない頃に作ってくれた
大きな大きなランプシェイドが飾ってあります。
ここには生徒たちがすくすく成長するようにとの私たちの願いが込められています。

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