上田ゆう子のあやせブログ

日々のでき事への私の思いをお伝えしながら、
政治のこと、社会のことを、ごいっしょに考えていきたいと思います

切実な思いが届かない……

2005年12月06日 | 市政のこと、市議会のこと
教育福祉常任委員会がありました。12月1日にお知らせしたような問題のある議案の審議のほか、「障害者自立支援法の施行に関する国への意見書提出を求める陳情」を審議しました。この法律は、身体・知的・精神の3つの分野を統合して、サービスを一元化するなどの積極面もあるものの、障害者のみなさんに重い自己負担を強いるなど、たくさんの問題があります。障害者のみなさんが、国会前で座り込みを続けて反対してきたもので、夏の衆議院解散で廃案になりホッとしたのも束の間、自民党圧勝の選挙後、あっと言う間に成立させられてしまいました。法律は成立してしまったけれど、詳細はこれから政省令で決められていくので、障害者のみなさんの実情が十分に反映されるように、国に意見を届けてほしいという陳情でしたが、残念ながら日本共産党とネットの議員のみの賛成で、否決されてしまいました。当事者の方たちの切実な思いが届かない……。陳情審議のたびに思い知らされる議会の現状です。