上田ゆう子のあやせブログ

日々のでき事への私の思いをお伝えしながら、
政治のこと、社会のことを、ごいっしょに考えていきたいと思います

いくつもの問題ある議案が

2005年12月01日 | 市政のこと、市議会のこと
12月議会が始まりました。今議会の議案にはいくつもの問題があります。
1、「市職員の給与を下げながら、議員、市長以下4役(助役、収入役、教育長)の期末手当(ボーナス)は上げる」という問題です。どう考えても、おかしなやり方ではないでしょうか。国の人事院勧告に従うだけ、というのですが、海老名市ではこの改定を行いません。大和市では、これまでよりも期末手当を下げる、という改定を行うのです。
2、「ねたきりや認知症の方を介護している家庭に支給されていた『介護手当』を廃止する」「高齢の方の長生きをお祝いする『敬老祝金』の対象を縮小し、額を減らす」というように、高齢者福祉への攻撃がまた強められようとしています。介護保険が定着したので家族介護を前提とした介護手当は廃止する、というもっともらしい理由がつけられていますが、「定着した」といえるほど、介護保険は自由に使える状況になっているでしょうか。施設が足りず、入所を希望しても待たされている実態、利用料がかさむため、サービスの利用を自粛せざるをえない実態。そういう実態が積み残されたままなのに……。
3、そして、武力攻撃を想定した「国民保護法関連」の3条例。「国民を保護する」といえば聞こえはいいけれど、憲法9条を変えて戦争できる国に踏み出し、日米安保条約にもとづく日米の軍事的協力を強化しようとしている動きのなかで作り出された「国民保護法」です。戦争を始めたときに市民を統制するための条例。こんな危険なものが議案となる日が来てしまいました……。
これらの議案に対してどんな論議がされるのか、ぜひ傍聴に来てください。