忙中閑あり

源氏物語 水彩画 写真、旅 そして時間を追いながらの毎日を書いています。

H先生のアイディァで

2008年02月29日 09時13分01秒 | PC水彩



素敵でしょ。
ひと足早いひな祭りです。
PC水彩でお雛様を描きました。
折り紙などH先生のアイディアでこんなに可愛い、
立てかけ雛飾りになりました。
自分のためのお雛様です。
ピンクのガラス玉は桃の花、立体的なんですよ、
可愛いものがいろいろ作れるパソコンってとても身近です、
こんなこともお教室に通っていればこそですわ。


水彩画・静物

2008年02月28日 10時51分25秒 | 水彩画

私が初めて学んだ水彩画は「水彩画入門コース」と言って、
人物、静物、等を描く教室でした。
最近、静物、人物等描く機会が出来ました。
今年初めての静物画がこの作品です。
いつも思うことは、バックの色をどうするか??と悩みます。
バックって空間なんですね、
見えていないものに色を付ける事の、難しさです。
    悩めるu-koです


思い出の葉山

2008年02月26日 23時23分35秒 | 水彩画

  現地集合のスケッチ日一時間も早くに到着
早速描き始めたけど肝心の先生が到着しない
確か先生のお宅はこの近くなのに
と思いながら一心に描きはじめた。
その絵をF6に描き起し本画にしたのがこの作品
結局この日は風が強く、砂が舞うためスケッチは中止でした、
急遽お教室に戻って別のお勉強をしましたっけ。



源氏物語(48)

2008年02月24日 11時11分16秒 | 源氏物語
  (

をさなき心地に、いかならむ 折と待ちわたるに、紀伊の守 国に下りなどして、
女どち のどやかなる 夕闇の道 たどたどしげなる 紛れに、
わが車にて 率てたてまつる。

この子も幼きを、いかならむと思せど、さのみもえ思し のどむ まじければ
さりげなき姿にて、門など鎖さぬ先にと、急ぎおはす。

人見ぬ方より引き入れて、降ろしたてまつる。
童なれば、宿直人なども ことに 見入れ追従せず、心やすし。

東の妻戸に、立て たてまつりて、我は南の隅の間より、
格子叩き ののしりて入りぬ。
御達「あらはなり」と言ふなり。
「なぞ、かう暑きに、この格子は下ろされたる」と問へば、
「昼より、西の御方の 渡らせたまひて、碁 打たせたまふ」と言う。
さて 向かひ ゐたらむを見ばや、と思ひて、やをら歩み出でて
簾の はさまに 入りたまひぬ。

この入りつる格子は まだ鎖さねば、隙見ゆるに、寄りて 西ざまに
見通し たまへば、この際に 立てたる屏風、端の方おし畳まれたるに、
紛るべき 几帳なども、暑ければにや、うち掛けて、いとよく見入れらる。

  澁谷 栄一著
   GENNJIMONOGATARIより

幼心にもどんな機会に源氏の君を、義理の姉空蝉の所にお連れしたらよいか、
待ち続ける小君です。
紀伊の守が国下がりして、女達がくつろいでいる夕闇の頃、
道がはっきりしないのに紛れて、自分の車に源氏の君をお載せして
お連れしました。

源氏はこの子はまだ子供なので大丈夫かな?と心配しながら、そう悠長に
構えてもいられないので、目立たない服装で門などに鍵が掛けられる前に
急いでいらっしゃいました。

人目のない方から引き入れて、源氏を降ろします。
子供なので、宿直人なども特別に気を使ってきげんをとらず、安心でした。

東の妻戸の側に、待っていただき、小君は南の隅の間から、
格子を叩いて声を上げて入りました。
御達は(年配の女房)
「丸見えですよ」と言っています。
「こんなに暑いのにどうして、この格子を下ろしているの?」
「昼から西の御方がお遊びに来て、碁を打っていますよ」と言う

そんな会話を聞きながら、源氏は対座して碁を打つ空蝉を見たいと思い、
そっと歩み出て、すだれの、狭間に入りました。
さっき小君が入った格子はまだしまっていないので、西の方を見ると、
こちら側の屏風は端の方が畳まれていており、目隠しの几帳も
打ち掛けられていて、大変見通しがよく、源氏は覗き見を楽しみます。
         u-ko

あれあれ、又源氏は覗き見しますね。
この頃は、高貴な男女が顔を合わせてお話し等できなかったのです。
垣間見することは、今の「のぞき」とは意味合いが違います????
同じかな????。
綺麗な人だとか髪が長いとか和歌が上手いとか、華奢な人だとか聞いて
教養があるとか、でも結婚してみると全く違う場合が多かったのです。
何故って、
お使えしている、女房達が自分の主の為に誇大宣伝しているからです。
源氏のように氏素性が素晴らしく、気品があり、教養、センスがあり
何ごとにも非の打ち所のない人に嫁がせたら
お使えしている自分たちも自ずから結構な日常が得られるわけですからね。

人が羨む源氏なのに空蝉は、どうしても源氏から逃げ出してしまいます。
       

源氏物語(47)

2008年02月23日 11時26分12秒 | 源氏物語
  (

寝られ たまはぬ ままに、
「我は、かく人に憎まれても ならはぬを、今宵なむ、
初めて 憂しと 世を 思ひ知りぬれば、恥づかしくて、ながらふまじくこそ
思ひ なりぬれ」などのたまへば、涙をさへ こぼして 臥したり。
いと らうたしと思す。手さぐりの、細く小さきほど、髪のいと 長からざりし
けはひの、さま かよひたるも、思ひなしにや あはれなり。
あながちに かかづらひ たどり寄らむも、人悪ろかるべく、まめやかに
めざましと思し 明かしつつ、例のやうに ものたまひまつはさず。
夜深う出でたまへば、この子は、いといとほしく、さうざうしと思ふ。

女も並々ならず かたはらいたしと思ふに、御消息も絶えてなし。
思し 懲りにけると 思ふにも、
「やがて つれなくて止みたまひ なましかば憂からまし。
しひて いとほしき御振る舞ひの 絶えざらむも うたてあるべし。
よきほどに、かくて閉ぢめてむと思ふものから、ただならず、
ながめがちなり。
君は、心づきなしと思しながら、かくてはえ止むまじう御心にかかり、
人悪ろく思ほしわびて、小君に、
「いとつらうも、うれたうも おぼゆるに、しひて思ひ返せど、心にしも
従はず苦しきを。さりぬべき をり見て、対面すべく たばかれ」とのたまひ
わたれば、わずらはしけれど、かかる方にても、のたまひ まつはすは、
うれしうおぼえけり。」
      澁谷 栄一著
       GENNJIMONOGATARIより

お寝みになれないまま、
「わたしは、今まで、こんなに人に憎まれたことはないのに、今夜は
男女の事で情けない思いをしたよ。、恥ずかしくて、
生きて行けない気持ちだ」などとおっしゃる。
小君はそれを聞きながら涙まで流して臥している。
源氏は小君を可愛いと思います。
手触りがほっそりしていて小柄な体つきや、
髪の長くはなかった空蝉を思い、気のせいか小君と空蝉が似ているような
気がして愛おしく思います。
むやみに、しつっこく探し求めるのも体裁悪いだろうし、
本当に癪にさわると思いながら夜を明かしました。
いつもの様に小君にあれこれ言わずに夜の深いうちにお帰りに
なるのでこの子は、源氏がとても気の毒だし、早くお帰りに
なるので、つまらないと思います。

女も(空蝉)大変気がとがめて、失礼なことをしたと思う。
お手紙も来なくなってしまいました。
お懲りになったのだと思う、後味の悪い思いをさせてしまった、
でも何時までも困った振る舞いをされても嫌なことだ、
適当なところで、限をつけなければいけないのだと
自分に言い聞かせますが、平静ではおられずに、物思いな毎日です。

源氏の君は、癪に障り気に食わないと思いながらも、
このままで諦められないし、気がかりな事でした。
小君に「とても辛く情けないので無理に忘れようとするが、
思いどうりにならず、苦しいので適当な機会を作って逢えるように
手立てをしなさい」と何度もいいました。
小君はやっかいな事だと思いながらも、このような事を命じて下さる事を
嬉しく思うのでした。
              u-ko


おかあさん今何してるの?

2008年02月21日 22時02分48秒 | 母のこと
母が亡くなりやっと一年が過ぎました。
一回忌は先月に済ませ、昨日は命日でした。

黄色のアルストロメリアと黄色のスプレー菊を沢山お墓に上げて
お掃除をしてきました。

お寺の境内に大きな梅の木があり、よく見ると鶯が(メジロ?)
つがいで梅の蜜を吸っていました。
昨年は、梅が咲いたのも、散ったのも、全く分りませんでした。

父の命日は2月28日、母の命日が2月20日二羽の小鳥が両親の様に思えて、
懸命にシャッターを切りましたが、まるで帚木のように、今居たのに
もう居ない、かなりの時間追いかけましたが、一枚にだけ小鳥が撮れて
いました。
おかあさん今何してるの?おかあさん。



「源氏物語」これまでのあらすじ

2008年02月21日 21時08分43秒 | 源氏物語
あの有名な書き出し

「桐壺」
いずれの御時にか、女御、更衣あまた さぶらひたまひるなかに、、、、、、

と源氏物語は始まりましたね。
悲劇の「桐壺更衣」は帝に愛されすぎて、周囲から妬まれ源氏を産んでから
3年後に亡くなりました。
帝は桐壺の更衣が残した忘れ形見の源氏を大切に手元で育てました。
12歳の元服のあと左大臣の姫葵の上と結婚します。
年上の葵の上とはなかなか上手く意思の疎通が出来ません。
葵の上も年上であることにコンプレックスを持っていますし、年上としての
プライドモあります。

「帚木」
光源氏、名のみことことしう、言ひ消たれたまふ咎多かなるに、
 
時が流れて源氏は17歳になって登場します、役職は近衛の中将で、
帝をお守りする役職にいるわけです。
五月雨のある夜に物忌みで源氏が宿直所いると、親友の頭の中将、
左の馬の頭、藤式部の丞が集まり、当代きっての好色者が女性談義に花を咲かせて、
理想的な女性は「中の品」にありと語られます。
紫式部自身が「中の品」と言われる環境で育っていますから、自らの
女性観ではないかと思います。

この夜の次の日、紀伊の守の屋敷を訪ねると、そこには紀伊の守の義理の母
「空蝉」が幼い腹違いの弟を連れて来ていました。
はかない逢瀬でしたが、源氏にとって初めての「中の品」の人でした。
忘れられない人となりなんとか再会したくて
幼い空蝉の弟を使って再会を試みますが空蝉は夫のある自分が
どうして高貴な源氏の君とお逢いできようかと、
闇に紛れて逃げてしまいます。
それでも一度はお逢いして、言葉で言い尽くせない「幸せ」を感じました。
逃げなくてはならない、自分の立場を悲しく思い涙で袖を濡らすのでした。
源氏物語「空蝉」が始まります

人生の扉

2008年02月13日 13時38分12秒 | 動画

何歳になっても今の自分が一番好きと思える自分でいたい。
と竹内さんは言っています、
私は先月誕生日を迎え 又一つ歳を重ねました、
気が付けば人生の晩秋、
この年に多くの不安を感じています
これまでに感じたことがないほど年齢に対して不安があります。

「あなたのデニムの青が色あせて味わいを増すように」そんな人生を
送ることが出来るのだろうか?。
新しい扉を開く事が出来るのだろうか?
扉の前で矢尽きてしまわないか。
考える程に不安が付きまといます。

竹内まりやさんの「人生の扉」を聞いてほんの少し
「どうにかなるよ」そんな気分になりました
歌詞も声も素敵な竹内さんです。
お聴きください。
     



亮太さまお聴きください

2008年02月07日 20時54分52秒 | 動画


亮太さまお聴きください
山崎ハコさんは知らない歌手でした、
お好きとおっしゃる「望郷」探しましたら、ありましたよ。

古川先生のデッサン教室を思い出します
公平で優しかった先生でしたね 信じられない永遠の別れでした。
時折髪の形が似てるな? なんて思う人を見かけると急いで
前に行ってお顔を見ます。先生がいらっしゃる訳ないのに。

亮太さまの、その後の作品はブログで拝見しております。
さらに進歩なさり、御自分の世界をお作りになっていますね。
線描写が効果的で素敵です。

ハコさんの歌って、もの悲しいですが、なんか 心が落着きますね。
又新しいハコさんを探しておきますね。
コメントありがとうございました。