石橋幸緒のごきげんグラシアス!

日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属
正統派??将棋女流プロ棋士が勝手に発信する気まぐれブログ

レディースオープン準決勝対中村初段戦。

2005-10-28 | しょうぶ&はたらく

もう、おとといの話ですね。
朝、順位戦中継の担当だった鳩記者の見慣れた顔を見てから対局室に行く。
観戦記は高野秀行五段でした。局後すぐに「あっ、さっちゃんには取材ないから」と言われてしまいました 確かに聞かなくてもいいですね。

マリカちゃんの四間飛車に今回は左四枚美濃を採用。
振り飛車側の常套手段としてよくある固めさせないための△6五歩に▲6六歩から反発するのもよくある手。
              
ここで△6五歩と押さえるのがふつーですが、後手の△8四歩が早めに突いてある所がポイントで、本譜は△4六歩▲同歩△8五歩▲同歩△4五歩と十字飛車狙いで動いて来られました。筋としてあるとは思ってもナカナカ若くないとできない思い切った仕掛けですねぇ。
以下は▲同歩△同飛▲4六歩△3五飛と進みました。最後にじーーーっと△3五飛と寄った手が気づきにくい手で、普通に△8五飛の王手を掛けてしまうと▲8六歩で傷が消えてしまうから、あえてなにもしないで手を渡そうという狙いでした。
ここで昼食休憩になったので、ドトールでお茶しながらのんびり局面を考え直してみると、意外と指す手が難しい。悪くはないと思うのですが、なにせこちらからは攻めがないんですよねー。
で、考えてるうちになんだか自分の方が指しにくいような気がしてきてしまいましたよ 
やっぱり将棋はちょっとしたことでココロの針が揺れてしまうもんですな。
だから動かなくていいのに玉頭から紛れを求めにいってしまい冷や汗をかくことになってしまいましたが、なんとか余すことができ決勝進出

決勝戦はいわずもがなのレディースV7・清水女流三冠との3番勝負です。
師匠との対局は昨年の鹿島杯決勝以来約1年ぶりで、第1局は11月21日(月)です。
厳しい戦いであることは確かですが、2年前と同じ結果にはしたくないので頑張ります


でもやっぱり順調に決勝へ進めたことは嬉しく お祝いにこんなおいちいモノを頂きました↓
                
ガス台は汚れるけど、直火焼き うまあぁぁぁ


明日は第10回鹿島杯女流将棋トーナメント準々決勝の放送日でしゅ