尾崎 慎 の 彫刻ライフ

石彫刻家尾崎慎の作品の紹介や、展覧会情報、これまでに起こってきたエピソードや日記など様々な事を綴って行きます。

被災地の友

2011-03-17 09:03:52 | 日記
とんでもない事態が起こっている土地に私の友人で有る湯川隆氏とギャラリーIの小島さんが住んでいる。
福島県いわき市小名浜は壊滅的被害を受けてしまった。
以前このギャラリーIでグループ展をした時、漁港に隣接した食堂で、皆してウニとイクラがたっぷりと入ったどんぶりを食べた。

ギャラリーIはここからさほど離れていない低い土地に有ったので、先日の大津波の被害は確実に受けてしまったのではないかと心配していた。
湯川氏の家は高台に有ったので津波の被害は受けないにしても、安否が心配で先日も電話をしてみたものの通じず、とても気になっていたところだったのだが、昨日彼から直接電話が入って、家族共々無事の知らせ。「本当に良かった。無事で良かった。」こればかりを繰り返し涙しながら彼に電話口で言っていた。

彼の話によるとギャラリーIの小島さんの所も奇跡的に津波の影響を受けずに済んだとの事。しかし2次災害である原発の被害で不安な日々を過ごしている。
湯川氏はたまたま軽自動車のガソリンが満タンになっていたため、東京の実家に避難し、暫くはいわきには戻らないと言っていたのだが、小島さんはきっと不安な時を過ごしておられるだろうと心を痛める。
皆で行った食堂は直接津波の被害を受けて廃墟となっていると聞いた。
あの気の良いおじちゃんおばちゃん達は今どうしているのどろう?お店は無くなってしまってもせめて無事で有ってほしいと願うばかりである。
同じいわき市には予備校時代の後輩の高野君が住んでいるのだが、彼とはまだ連絡が取れていない。兎に角無事だ有ってほしいと願うばかり。
彼らの生活を報道で知るばかりなのだけれど、まだまだこれから闘わなくてはならない彼らに対して今何が出来るのだろうと考える。

とりあえずは今月の26日姉の自宅をギャラリーカフェに改造したのを切っ掛けにチャリティー即売会&チャリティーコンサートを開催します。
詳しくはまた後ほど。



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