女性のダブルポーズでポーズの取り方がみな彫刻的でとても描きやすく集中していたのか、時間があっという間に過ぎた感じでした。モデルさんの持つ雰囲気もあったのだと思います。
明日はまた豊明デッサン会が有り、生徒達を引率して行きます。
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これらは全て20分ポーズでした。
私の教室ではこれが恒例となっていて、限られた時間内で集中して描く事はとても勉強になるし、身につくと思っているからだ。
私も多少なりとも勉強になれば良いと思っているし、ただ単に慣れで描かないように、何時でも何かに挑戦しようと言う気持ちは必要だ。
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これは最初に描いた20分
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これは最後に描いた10分です。
たまにしかやらないデッサンやクロッキーは上手く描けないもどかしさで何時も反省する事になる。
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今日は岐阜清流国体のモニュメント制作の話しで、ゴールデンウィーク明けに行きますとお伝えしていたところに、また別口でお話しが飛び込んできました。これはどうやらブライダルの式場を建設予定の所に彫刻設置を進めたいとのこと。
嬉しいお話しが立て続けに来て、これまで続けて来た事が今になって実って来たのだと思います。
体力勝負の所も有りますので、確りと備えて実際に仕事に入れる様にしなければなりません。
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日記彫 NO,112
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一昨日はクロッキー会に行ってきました。ここのクロッキー会は一般の方は1500円で参加、学生は1000円。美大、芸大受験者には理解を頂きまして無料でして下さっています。私の教室の生徒達は大いにここのクロッキー会を利用させていただいて、受験が終わって確りと学生になってから恩返し出来るような立場になれるように何時も言っています。
ここのクロッキー会の特徴は男女のモデルさんが来て、男性、女性、そしてダブルポーズが組み込まれたとても充実したものです。勿論私も学生達に交じって同じように描いて来て、修行をしてきます。ここに来るたびに普段描く訓練をしているか、そうでないか明確に分かってしまうので自分でも先回は上手くいいったけど、今回は上手くいかないだろうと予測がついてしまいます。これも日々の積み重ねを怠ると直ぐに描けなくなってしまいます。
これはデッサンに限らず、石を叩く時にも同じ事が言えますし、粘土を作る時にも言えます。本当に普段の積み重ねというものは恐ろしい程影響します。
今回はやはり描いている事が少なかった分手が思うように動かず歯がゆい思いをしつつのクロッキー会でした。どんな事でも普段の積み重ねは大切なのです。
それから日記彫です。
先日4つ程の日記彫が壊れてしまい少しショックを受けていましたが、また作れば良いかと気持ちを切り替えて行こうと思います。
日記彫 NO,97
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今、丁度受験シーズンなので、自分が受験生だった頃の事を思い出した。私は立川の美術研究所、現在の立川美術学院で浪人をしていて、芸大の受験日前日に「父危篤」の電報がアパートに届いた。私の父は私が中学の時から腎臓を患い、人工透析をしていて、その当時は今ほどの人工透析の技術が発達していなくて、5年の命と宣告されていた。それがこのタイミングで電報が届いたのだ。私はすかさず母に電話して、「折角この一年積み上げてきた勝負の時にそんな事で帰れない。人間死ぬ時は死ぬ。」と言って帰らなかったのだ。結局その後父は持ち直して回復し、6年生きたのだ。
今思うととんでも無く冷酷な男であったと思う。しかしその時はそうは思えなかったのだ。毎日デッサンに明け暮れ、爪がデッサン用紙でこすれて血が滴り落ちた。その時はその時で必死に生きていた事を今は懐かしく思う。
日記彫 NO,91
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個展も明日が終了日。今日はお客様も多く来て下さり、ほとんど途切れる時間が有りませんでした。
わざわざ私の個展の為にお時間を割いて来て下さったお客様には本当に感謝しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
この個展をするたびにその都度神経を削る思いをします。発表前の緊張感、日々どんな方々が来て下さるのか、そしてどんな想いで見て下さるのか、そして最終的にどんな結果として現れるのかです。
最近では個展をするたびに段々と厳しくなる社会情勢をつくづくと感じます。これは画廊の方も切実な問題で、見に来て下さる方々が極端に減ってしまい、作品自体も動いてくれません。今回もとても厳しい中でしたが、持って下さる方がいらして本当に感謝しています。
これから益々厳しい状況になって行くでしょうが、だからこそ今以上に踏ん張って行かなくてはならないと思います。
戦時中に芸術と共に生き抜いてきた先人達の魂を忘れてはなりません。きっとそれよりはまだましなのかもしれませんが、どんな事をやっていても厳しい事には違いありません。信念を持って生き抜いてからこそ、この中から何かが生まれてくるのだと思います。
先日作った日記彫の調整
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