マイ・Joon・メモリーズ

🌸いつも心にはヨンジュンさん🌸

もうひとつの冬のソナタ①

2009-03-16 14:39:27 | 冬のソナタ


 こんにちわ

ぽかぽか春らしい陽気になってきました


桜の開花もいよいよですね

スギ花粉は、今週いっぱいで終息を迎えるとのことで(と、テレビで言っていましたが

次は、ヒノキ花粉到来だそうで

皆様お変わりありませんか?

ぺ・ヨンジュンさん極秘来日後 韓国にお帰りになってから
これといった大きな動きもなく
また所用等でブログの更新が思うようにいきませんが
いつも見に来てくださりありがとうございます


昨日のBS2「太王四神記」ノーカット吹き替え版23話は、ご覧になられましたか?

BS2「太王四神記」もいよいよ次週が最終回になってしまいましたね

そして、スカパーペ・ヨンジュン祭りも今月いっぱいになり
相変わらず「初恋」は観ていますが
スカパーCMが見られるのも 今月いっぱいになってしまいますね

春なのに ちょっぴり寂しい今日この頃です。。

でもでも!春だから 気分もウキウキしたいですよね

また何か楽しい話題なども捜しながら ゆっくりとアップしていかれればと思っています!


ところで、


ヨンジュンさんの俳優としての次回作は、まだまだ時間がかかるといたしまして

アニメ冬のソナタの製作進行状況はどうなっているのでしょうね

久しぶりにHPを覗いてみたのですが、最近更新されていないようですね。。。

2008アニメフェアで制作発表会があってから、かれこれ1年経つんですね~

今年秋頃の日本での放送予定というのは、間に合うのかな~・・

情報に疎いので 既に予定が変更になっていたらミアネです

まぁ。。時の経つのは早いので ゆっくりと楽しみにお待ちしたいと思いますが


アニソナの脚本等は、ドラマの原作者の方とは別の方が担当され
お話もまったく新しい展開になりそうですが

アニソナを待ちながら

原作者のキム・ウニさん・ユン・ウンギョンさんが書かれた
チュンサンがニューヨークへ旅立ってから 不可能な家でユジンと再会するまでの
空白の3年間と冬ソナその後の「もうひとつの冬のソナタ」を振り返ってみたいと思います。

全66Pによる そのストーリーは、時々思い出しては読み直すことがありまして
その都度、マジ泣けます

皆さんもよくご存知だとは、思いますが、
宜しければ、久しぶりに冬ソナその後の世界にタイムスリップしてみて頂ければと思います


最後まで、載せられるかわかりませんが←オイ

いつものような更新とは別に 時間のある時に読書をする感覚で
少しづつアップしていってみようかと思います。 (続かなかったらミアネ





                              


 
 もうひとつの冬のソナタ
         キム・ウニ ユン・ウンギョン著より


~ドラマでは描かれなかった 空白の3年間とその後2人の物語~


ある冬の日、ニューヨークで・・・・・①


 セントラルパークが一望できるニューヨークの高級アパートの前に
1台のタクシーが止まると、しばらくして厚いコートの襟を立てた男が降りてきた。
男は寒さのせいか手に息を吹きかけると、
空から降ってくる白い雪をぼんやり立って眺めている。

 「雪が降っているから家にはいないだろう・・・・・。しかしまあ、入ってみるか」
 男は、独り言のようにぶつぶつ言いながら、アパートの中へと入って行く。

管理人とひとことふたこと言葉を交わし、「Thank you」と軽く答えてまたアパートの外に出た。
そして、男は、また雪の降る空をそっと見上げた。

「そうか、そうだな。雪が降っているから家にいるはずないか・・・。さては、あそこかな」

 男は思いついたように微笑むと、セントラルパークに向ってその道を下り始めた。

雪で滑りやすくなった道を、男は一歩一歩踏みしめるようにゆっくりと歩いて行く。
その顔は冷たい空気のせいで白く凍りついていたが、口元には微笑みがうかがえ
どこかいたずらっぽい表情は好印象を与える。
男はセントラルパークに向ってすばやく歩いて行く。ニューヨークの冬・・・・・・。

キム次長は、空港に到着するやいなやソウルの嬉しいニュースを伝えるため
チュンサンのもとへ急いだ。


 音もなく雪が降る。

 チュンサンには頭の上に舞い降りてくる雪の音が聞こえていた。

もう何年も見ることはできない。
そして、二度と昔の自分に戻ることもできないが・・・・そう、雪だ。
雪は降り、冬は再び巡ってくる。
この雪、この冬がなかったら、自分はどうやって生きていけるだろう・・・・・。
チュンサンはふふっと笑って目を閉じ、雪の中へ、冬の中へと溶けていった。


 チュンサンが韓国を去り、ここニューヨークで生活を始めて もう今年で3年目。

その間の出来事をどう説明したらいいのか・・・・。

ニューヨークでの最初の年は悲惨だった。
チュンサンの視力は急速に衰え、韓国と同じくアメリカの医者も、1日も早く手術した方がいいと言いながら、
手術後に記憶障害などの深刻な後遺症が残るという事実は否定することができなかった。
手術自体はそう難しいものではなかったが、チュンサンは薬による治療にこだわった。
どうせ生存の確率が高くないのならば、手術をするよりもユジンとの思い出を残すことを選んだチュンサンは、
歯を食いしばってその長い苦痛を耐え抜いた。
それは、自分との戦いだった。
病との戦い、そしてユジンに対する愛とも戦わなければならなかった。


そして・・・・ついにその長い戦いに勝った。

医者は奇跡だと祝ってくれたが、肝心の彼はあまり喜べなかった。
確かに生きることはできた。
しかし、もう何も見ることはできない。

ユジンを直接この目で見つめるためだけに長い闘病生活に耐えてきた。
しかし、もう永遠に彼女をみることはできない・・・・。
それは、十分に予想できたことだが、チュンサンには辛い結果だった。
本当にユジンに会いたかった。

ユジンがいると聞き、無我夢中でフランスへ飛び、彼女を探し出して
「僕は生きているんだ。僕の側にいてくれないか」と言いたかった。しかし・・・・
それはやめようと心に誓った。目の見えない自分がユジンのところに戻れば、
お荷物になるのがわかっている。

 目が見えないというのは、どうにも説明のできない苦痛であり、それより大きな苦痛は、
二度とユジンに会ってはいけないということだった。
それは自ら禁じたことであり、誰かに強要されたわけではなかった。
それなのに、ユジンに会えないことは、チュンサンから生きる意欲を奪うも同然だった。
チュンサンは、深い孤独と憂鬱の那落に身を隠し、人との接触を拒んだ。
二度と外に出ることはないという絶望感に何日も眠れぬ夜を過ごし、
ただ呆然と窓の外だけを眺めていた。


そうしたある日のこと。これ以上生き続け呼吸することさえも苦痛だったあの時、
ニューヨークにも初雪が降った。それは遠く離れた韓国の雪ととてもよく似ていた。
ふと、ユジンと雪合戦をした時を思い出し、自分でも気付かないうちに笑みがこぼれた。
韓国を去ってから初めて笑った。
そう、思い出の中でのチュンサンは、視力を失ってはいなかったし、
離れ小島でひとり孤独に過ごすような存在でもなかった。
ユジンといつも一緒だったし、ユジンの明るい笑い声と透き通るような瞳の中にいる
青年だったのだ。
その瞬間、全身を雪に打たれながらチュンサンは思った。


 「今、ユジンがいる所にも冬は訪れるのだろう・・・・。そして、白い雪も降る・・・・。
ユジンがこの雪を見て、少しでもいいから僕を思い出してくれるのなら・・・・。
もし、そうなら僕は生きたい。冬を待ちながら生きたい・・・・・」  (つづく)



 


                              






                                        本日の一枚



爽やかな笑顔が素敵ですね

 

 




では、皆様本日も良い一日を

 

 

 

 

 

 

コメント (10)
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