あひる町の住人~高知ライフ~

2匹の猫との日々・釣りやギター、音楽の話・絵・ライブレポ・高知の話題など、ゆるーりと綴る悲喜こもごもの土佐日記です。

自分の手を描く~大野洋平先生の絵画教室23@いの町・カフェギャラリーClef

2018年08月22日 | 【絵を描くこと】
しっかりと絵の基本から学ばせていただける
いの町在住の画家「大野洋平」先生によるクレフ絵画教室に通ってます。

初めの1年ほどは徹底的に鉛筆画、その後色をつけていく過程になります。

今回は2018年6月から7月にかけての1か月間の工程です。

いままでの絵画教室の模様はこちら









梅雨の晴れ間。今年2018年は雨の日が少ない梅雨。
毎週土曜日朝9:00から二時間の絵画教室。場所は西の文化の拠点・カフェギャラリーCLEFにて。





前回の「裾を掴む石膏の手」課題が終了。

そして初めての生物を描くことに…。


今回の課題は「自分の手」のリアリズム追及。なかなか難しそうです。

日によってむくんでいたりして、陰影も変わってくるはず。

その辺は「ライブ感」で都度やっていきます。




【拳はひし形・手のひらはシャモジから】



さて、他の生徒さんは手のひらを描いております.
僕の手はちょっと絵画向きではないのでグーを描くことに。

血管や筋など、にじり寄れるのでしょうか。




大野先生:
「まずは手の直線でスパスパ描き。拳の場合菱形です。手のひらだとシャモジに指が生えてる感じ。ひとつの部分から始めると遠ざかります。」


ふむ、今回はエンカハール(箱)をどうすればいいか迷ってましたが、手のまっすぐな部分から始めよう。

「手のひらの場合、紙の上に手を置いてなぞれば簡単と思うでしょ?それでは全く違う絵になります」


うーん、わかったようなわからないような…




ともかく、この日は一時間遅刻しているのでスパ描きを始めました、




この日は形をとって完了。








カレーランチ(ケーキセット)食し、おみやげにクッキーを購入♪






【マンチャ】



形がとれたので「さっぴつ」でマンチャ(よごれ)を入れていきます。


※ちなみにさっぴつ(擦筆)は台湾製が良いとのこと。
日本製はまれに糊が出てきて、後で鉛筆がのらないこともあるとか。





手からはみ出たマンチャを消します。
消しゴムも絵具です。




時おり離れてみます。細部ばかり(例えばシワなど)書き込み過ぎると逆にリアリティーが無くなると言います。




「…五木です…」




「ひろしです…」




三時間かけてここまでの仕上がり。



【皺にも濃淡がある】



この日は台風の影響で長雨。各地に被害が…お悔やみ申し上げます。


さて、絵画教室参加者は家が近い僕とクレフオーナー葉っぱさん。



いきなり絵画教室中、CLEFが停電。

「冷蔵庫が止まると静か~♪」と呑気なオーナーさんたち 笑




大野先生は「やばい、やばい、家が浸かる~!」とドキドキ。

しばらくして復旧しました。静寂?なひとときでした 笑




さて、絵の方は影と皺ににじり寄り。


大野先生:
「皺にも濃いところ、線がうっすらな部分があります。描きすぎると離れていきます。」




皺の濃淡、描きすぎ注意してみました。




葉っぱさんの手のひらのグレード半端ないす(^_^)



【影の濃淡と血管~仕上げへ】




さらに影の濃淡に目を凝らし・・・



しわなどは固い2Hの鉛筆でうっすらと

血管はマンチャで濃くしたり消しゴムで表現しました。



陰の濃い部分をやわらかい6Bくらいの鉛筆で仕上げ。

そして完成・・・というか、諦めました(´・ω・`)

描きすぎないことが重要です!笑




こちらは大野先生が描いた見本。圧倒的に違いがわかりますよね、すばらしい!


【大野先生の個展開催!】





大野洋平個展
 Silent~静寂の中の光へ~

平成30年9月8日(土)~9月24日(月・祝)
9:00〜17:00(入場は30分前まで)

入場料(一般500円)






場所はいの町紙の博物館




【お問い合わせ】
いの町紙の博物館
TEL.088-893-0886 / FAX.088-893-0887





【大野洋平×洋画サークルのご紹介】







昨年2016年に大野洋平先生の個展がClefで開催したときのイベントページ

高知新聞の記事はコチラ。大野先生の素晴らしき経歴も記載されております(*^^*)


【先生の作品】








ClefのFacebookページより





以下、CLEFのFacebookページより抜粋♪

【Clefで開催中の教室②大野洋平絵画教室】

基礎の基礎からしっかりと教えてくださる絵画教室。
講師はスペイン・マドリッドで絵画を学び、国内外で数々の個展を開催してきた大野洋平氏。日本ではあまり教えてくれないヨーロッパ独自の技法を惜しみなく伝授してくださいます。わかりやすい教え方で、受講生の皆さんが均一に上達していき、確実に基礎を身に付けることができることで評判を呼び、現在生徒さんが急増しています。人数が増えた場合には別の日も設定していきますので、お問い合わせください。



◆受講料:4500円/月(4回〜5回)
 毎週土曜日 9:00~11:00
(イベント開催や生徒さんの都合の悪い時には相談の上変更あり)
 ・場所代などはいただいておりませんが、教室の日は
 お一人ワンオーダーをお願いいたします。
 ・教室後、営業のために、テーブルセッティングを直すのを
 お手伝いいただけましたら大変助かります。

文化の西の拠点Clefでは各種教室も開催しております。ぜひあなたにぴったりの趣味を見つけて見てください。

お問い合わせはこちらにコメントかお電話で。(088-850-1870)



【おまけ:先生語録】

「ぼくは究極の雨男なんです。ひどい時はぼくの周りだけ降ってる。霧みたいな、いっちばん濡れるやつ。周りのひとが『なんであいつだけ濡れてるんだ!?』状態。」

絵画教室中、「ザ・ミストマン」というタイトルが浮かび、ジワって鉛筆が震えました 笑

そういえば、先生の車が雨漏りしてるそうで…さすがです!


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