イラク選挙関連 (BBC、朝日新聞)

アラウィ首相、選挙不参加の地域の可能性に言及(BBC)
イラクのアラウィ首相は初めて今月の選挙に参加しない地域がある可能性に言及した。
「選挙に参加しない地域があるだろうが、それは多くの地域ではない。」と、アラウィ首相は、イラク全土で少なくとも15人が殺害された日に述べた。この日、ティクリートでは少なくとも6人の警官、バグダッド南部の路上の攻撃では7人の市民、サマラではバクダンによって2人が死亡。(BBCのサイトから)

イラク選挙は予定通り実施　ブッシュ大統領改めて強調 (朝日新聞)
ブッシュ米大統領は11日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルに掲載されたインタビューの中で、イラク国民議会選挙を30日に実施する必要性を改めて強調した。ラムズフェルド国防長官も11日、「イラクで選挙を実施するということだけでも、大きな成功であり勝利だ」と述べ、どんな形であれ選挙が実現できれば評価に値するとの考えを強調した。(朝日新聞のサイトから)

イラク暫定政府のヤワル大統領は、先日、選挙の延期について言及した。一貫して選挙実施に強気だったアラウィ首相も、ここへ来てようやく現実を認め始めたというところだろう。依然として選挙実施を声高に叫んでいるのは、アメリカ政府だけだ。
このままアメリカ主導の力任せの選挙運営が行われれば、イラク国内の混乱はさらに激しくなり、最悪の場合、周辺諸国も巻き込んだ戦争になる可能性もあるのではないか?