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ルワンダ、釈放される囚人たち (BBC)

2005-07-30 18:50:44 | アフリカ関連
ルワンダ当局は、ジェノサイドの嫌疑をかけられている3万6千人以上の囚人を過密状態の刑務所から釈放し始めた。
老人や病人が初めに釈放された。ある者は担架に乗せられ、ある者は杖にすがって刑務所を出てきた。
ほとんどが、1994年のジェノサイドに関与したことを自白している。この時、80万のツチ族と穏健派のフツ族が殺害された。
釈放された者たちは罪に問われることはないが、以前、同じように釈放された者たちは、ジェノサイドの生存者たちから非難されている。

隣人の二人のツチ族を殺害した罪で10年間拘留されていた78歳の老婆マリアナ・カクゼは「これは私にとって神様が与えてくれた奇跡だ。私は、刑務所から出ることをもう諦めていた」と、刑務所を後にする際ロイター通信に語った。

囚人の名前が一人ずつ呼ばれ、派手なピンク色の囚人服から普通の服に着替え、頭を刈られて、高い塀の小さな扉から刑務所の外に出た。微笑みながら、看守と握手を交わす者もいれば、10年の刑務所暮らしから解放され、ただぼうっとするだけの者もいたと、BBCのロブ・ウォーカー記者は伝えている。
囚人の釈放は全国的に数週間にわたって実施される。まだ36000人のジェノサイドに関与したとされる者たちが刑務所にいる。その多くは裁判も無しに、既に10年以上を刑務所で過ごしている。現地特派員によれば、釈放された者たちには、今後、肉親を殺害された者たちとの遭遇という最も困難な問題がも待ち構えている。 (BBCのサイトから)

ルワンダもブルンジも民族対立によるジェノサイドという過去という重荷を背負っていかなければならない。この重荷はどうやったら、いつになったらおろすことができるのだろうか?

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