Watching

日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

国連難民高等弁務官グテレス氏、スーダン訪問 (BBC)

2005-08-29 18:35:19 | アフリカ関連
21年間に及ぶ北部のイスラム教徒と南部のキリスト教徒・土着宗教信者の内戦で400万人以上のスーダン市民が、住む場所を追われた。しかし、今年1月の和平調印により、難民帰還の素地は出来た。
かつてのポルトガル首相である難民高等弁務官のグテレス氏は、チャドとケニアにあるスーダン難民キャンプへの10日間の訪問日程の途上にある。グテレス氏は、スーダン西部のダルフール地方から、南部の首都ジュバに飛行機で到着した。
ダルフールの約200万人の難民を前に、グテレス氏は、まだ帰還するだけの安全が確保されていないことを言わなければならなかった。
しかし、このアフリカ最大の国の南部の様子は違っている。
和平交渉が20年間に及ぶ内戦に終止符を打ち、現在は難民の帰還を促進する計画が進行中である。難民のほとんどはスーダン国内にいるが、ケニヤ、ウガンダ、エチオピアにも多数の難民がいる。帰還難民の生活は楽ではない。道路も、学校も、病院もスーダン南部にはほとんど無い。スーダン南部は、世界で最も貧しい地域の一つだ。(BBCのサイトから)

先ごろのジョン・ガランの死は、スーダン南部の和平の将来に暗い影を落とした。この時期に国連難民高等弁務官が訪問することは、住民たちに勇気を与えることになるだろう。
それにしても、ダルフール地方は未だに厳しい状況が続いている…。

最新の画像もっと見る