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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

空自隊員 ビザ延長できず半数帰国 (東京新聞)

2005-04-03 11:36:24 | 中東関連
これは「ドーハの喜劇」として歴史に野ころ快挙になるかもしれない。
航空自衛隊によるイラク復興支援で、クウェートに派遣しているC130輸送機の運用面で多国籍軍との調整に当たるため中東カタールの米軍司令部に派遣されている空自隊員十数人の半数近くが、同国政府にビザの延長が認められず、日本に帰国していたことが2日、分かった。
政府筋によると、現在、外務省がカタール政府とあらためて交渉に当たっている。週明け以降に新たなビザが発給される可能性もあるが、米軍筋は「司令部要員の半減は、空輸任務に支障を来す」と強い懸念を示している。イラク支援が2年目に入り、派遣先の国との友好関係を維持する難しさが浮き彫りになった形だ。(
東京新聞のサイトから)

花粉症でクシャミを連発しているうちに、こんな大事な記事を見落としていた。NEWS GARAGE【カバ式会社おばか通信】サマから拝借。
サマワの陸自より、アメリカのイラク占領にしっかりと関わっているのは空自の方だ。カタールもそれがわかってのビザ発給停止だとしたら大歓迎だ。冒頭にも書いたが、これは「ドーハの喜劇」だ。
20年前の、民間も含めた日本の外交は、中東諸国の微妙なスタンスを読むのが上手かったと思う。歴史的軋轢に苦しむ欧米各国の中東が以降とは一線を画した外交で、中東諸国と良好な関係を築いていた。
欧米流にスタイルを変えてしまった今、かつてのような関係はすでになくなっているようだ。

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