リベラシオンのAubenas記者も解放 (BBC)

今年1月5日にバグダッドで誘拐された、仏リベラシオン紙の女性記者Florence Aubenasさんとイラク人通訳のHussein Hanoun al-Saadiさんが解放された。解放の経緯などの詳細は、今のところ不明。
シラク大統領によれば、Aubenasさんの健康状態は良好で、フランスへの帰途についているとのことだ。
彼女の解放を訴えていた人々は、パリの中心部に集まってAubenasさんの解放を歓迎するつもりだ。 (BBC-1、BBC-2)

以前にも書いたが、イラクでは誘拐がビジネスになってしまっている。(誘拐がビジネスになるのは今に始まったことではないが…) 外国人もたくさん誘拐されているが、現地の人々も当然標的になっていて、その数は外国人よりもずっと多い。
アフガンやイラクで誘拐事件が頻発するのはなぜなのか? 少なくとも、タリバン政権やフセイン政権の頃は こんなひどい治安状況ではなかった。人々は確かに政府によって抑圧されていたが、当時と比較して今の方が良くなったと言えるだろうか? ということがよく言われる。
人権が抑圧されているような状態がいいわけはないが、現在はそれ以上の暴力が行われている。その暴力の直接の実行者がブッシュ政権であり、それをサポートしているのが小泉政権だ。