話に熱がこもる・・・

話に熱がこもる若者。徳兵衛も初も九平次もクモはだんだん遠くしている。クモがハチに食べられていくような、思ってもみなかった心持ちがした。偶然出会った彼の方に、頭の中でテレビのチャンネルがきりかえられたよう・・・・・・だが先程うかんだ先妻を再び思わせるなら、ごめんだ。義理の間とはいえ、姪のためになってやりたくなった。

（つづく）