50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

「けれども、まあ都市化されていて・・・

2015-06-01 21:31:30 | 小説
「けれども、まあ都市化されていてぼくはやり易そう。ゆっくり観察。ぼくの演技にプラスになるようさせていただきましょうか」
嬉しい嫉妬と理恵は思うのだが、あの駅でむかえてくれるふるさとの男が頭の隅をよぎり、二十歳のシーンが走り去っていっている。

(つづく)


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