50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

「そんな私の方こそ連絡しなくてごめんなさい」

2016-03-14 20:07:52 | 小説
「そんな私の方こそ連絡しなくてごめんなさい」
心をこめて言い、理恵は内心敏彦の帰りがしきりに気にかかる。
「一目お会いしたかった」

(「おしのび」つづく)