50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

感傷的に否応なくさせられる。理恵は・・・・・・

2016-03-04 19:39:40 | 小説

感傷的に否応なくさせられる。理恵は岬ホテルで独りになって、敏彦に強がって見せたタレントの理恵が脱げてしまった。心があちらとこちらの狭間でゆれる、それももう二日で終わると思った時で頬に快い潮風が吹いてきたものだ。春の微風だ。

(「おしのび」つづく)