50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

が戸惑う夏子に、こちらからなつかしさのあまり抱きつく、

2016-03-12 18:39:34 | 小説
が戸惑う夏子に、こちらからなつかしさのあまり抱きつく、派手な演技をとっさにして見せたのだ。それを理恵は最善のように思い、
「ありがとう」
夏子は誘いこまれて、
「ご立派になられて・・・・・・」
と涙声で言う。

(「おしのび」つづく)