「スーパーの特売場で夏子さんにであって、ご主人と・・・ 2016-02-26 20:00:13 | 小説 「スーパーの特売場で夏子さんにであって、ご主人と急に改まって言いだすから」 と道江が言って、居間に顔をのぞかせている。幸男は顔色が変わるのがわかるが、春子に目線をうつむきがちに送るのだ。 「春子はおりこうさんね。誕生日のケーキを買ってきましたよ」 (「おしのび」つづく)