いろいろつぶやくブログ☆ 〜 本と音楽とわたし

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文豪を斬る!

2011年10月14日 | 読書
坂口安吾 著 『堕落論』を読了。

ちょっと興味があって手に入れたんだけど、
わたしには難しかったかも。。。

しかし、「ふむふむ、そうかぁ~なるほどー」と
思える文章もたくさんあって、日常のあれこれもくすりと笑えたし
興味深いところも多くて、読んでよかったです。

そもそもひとの意見に流されやすいわたしですから、
主義主張のあるエッセイとかはなんでも興味深く読んじゃうのかもですが。
『○○論』とか言われると、すぐ「なるほどねぇ」と騙されちゃうんだな。

ところで文中、なかなかに他の作家への批評(と言っていいのか)が多く、
ちょっぴりびっくりしました。
当時の文壇はこんなもんだったんでしょうか?
けっこうスッパリバッサリ斬っちゃってますよ。

というか、現代のわたし達の目線で行くと、
そこに名を連ねる作家というのはとっても大御所というイメージがあって
それらの作品について今、ああだこうだ論じるのはもはや学者?って気がして
それ以外の人間が書評や解説…となると畏れ多いような感じがしますが。
当時はリアルタイムで作品を発表していて、
周囲の人びとがそれに対して感想を述べたりしていたのだなぁと
当たり前のことなんだけど、新鮮な思いがしました。

エッセイ以外も読んでみようかな。