もう一つ

　久し振りといっても３日目の晴れ間、天理市の古寺に行った。目的はもう一つ。　古寺の一つは留守。もう一つは住職がいなくなって、近くの大寺は兼帯しているという。しかし、檀家が当番で掃除をしているとか、奇麗。庭木や生垣もきれいに刈り込まれていた。　結局藤原期の薬師如来、地藏菩薩に会えないで終わった。　寺が開く日を近くの檀家さんから聞いたので、次に期待しよう。

　もう一つは１０年来の知り合いであるトマト農家、大阪の市場で特別扱いをうけている品物。　３月出し、５月出しと甘味と酸味を変えている。　今日は両方を賞味させてもらった。旨いの一言だが、両者が微妙に異なる。　この違いはスーパー客にはわからないだろう。貰って帰った何個かを孫の風姫らに送った。

　もう一つは「山の芋」農家　去年平城遷都千三百年祭で知った人だか、本当は農家兼販売者、販路は全国にまたがるという。　　取引先は食堂かと思ったが、さにあらず菓子屋さんだった。　薯蕷饅頭と落雁に欠かせないもので、林神社の祭神となっている林浄因の流れをくむ、宮内庁ご用達の東京の超有名菓子店にも納めているとお聞きした。　「とろろ」にしてみたいと思っているが、さて、どんな味がするのか楽しみだ。　　　　　まいる