《源氏の白旗》
今年は応神天皇が崩御されて一七〇〇年という節目の年ですので、多くの八幡宮や博物館で、応神天皇や八幡様に関する宝物展が開かれることになると思われます。鎌倉にある鶴岡八幡宮でも開催されます。なぜ、このようなことを書くかといいますと、当宮にある源氏の白旗が、その宝物展に出展されるからです。
先日、鶴岡八幡宮の方と博物館の方が来られまして丁寧に梱包して持って帰られました。保存状態や保存方法も問題ないとのことでしたので、ホッとしました。
《今月の標語》
身にはよし はかずなるとも 剣太刀 磨ぎな忘れそ 大和心を
明治天皇 御製
身につけないからといって、刀は手入れをしないと錆びてしまい、その役割は果たせません。人も日本人としての心を磨かないと、いざという時に力を発揮できません。
【鶴岡八幡宮 御祭神応神天皇一七〇〇年式年大祭特別展】
・期 間
平成22年4月1日~平成22年5月31日
・場 所
鶴岡八幡宮 宝物殿
・企画展示開催目的
応神天皇が八幡神としてお祀りされるようになり今年で一七〇〇年を数える。八幡信仰は宇佐神宮に始まり、石清水八幡宮へ、そして鶴岡八幡宮へと伝承し全国に広がった。武家の信仰的側面での拠り所であった八幡信仰は、現在にも脈々と受け継がれている。
この度、鶴岡八幡宮において「御祭神応神天皇一七〇〇年式年大祭」が斎行されるにあたり特別展を展開し、応神天皇、八幡信仰を様々な宝物や、展示物から紹介し、拝観者への神道教化を図る。<o:p></o:p>