《はじめに》
平成二十七年も過ぎ、新しい年を迎えようとする今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
平成二十八年の干支は丙申(ひのえさる)です。文字の意味や歴史をふり返ると、「これまで日の目を見なかったことが形となって現れてくる年」とのことです。
つまり、何かを始めるというよりも、これまでの頑張りが形になったり、これまで気付けなかったことに気付くような、期待溢れる年になるのではないでしょうか。
壺井八幡宮 宮司 高木 大明
《お宮さんの今》
壺井八幡宮檜皮葺替奉賛会について
前号において少しお話をさせていただきましたが、当宮の檜皮葺の屋根が葺き替えないといけない時期が迫ってまいりました。
一般的に檜皮の耐用年数は約三十年前後と言われています。もちろん場所や気候等にも大きく影響されます。当宮の場合は十~二十年後にその時期がやってくることになります。その時に慌てなくてもいいように先に手を打っておこうということで、数年かけて神社役員会や総代会、地区総会で検討を重ねて、奉賛会をついに立ち上げることが出来ました。
皆様の心の籠ったご浄財を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
以前よりご要望のありました新しいお守りが出来ました!
○安産守り
○子供守り
どちら初穂料は1000円とさせていただきます。
御神霊を入れる内符は当社で心を込めて奉製させていただきました。
《憲法について》
憲法の改正の為の国民投票が来年に行われることが予想されます。そこで、少しばかり憲法について勉強したいと思います。
◇ ◇ ◇
【改正のポイント①】前文に我が国の誇るべき国柄を明記する
「憲法」とは国家の統治機構とその運用を定めた基本法であり、また国民の権利・義務について定めた国家の最高法規です。また、自国を特徴づける国の成り立ちや不易の価値、歴史伝統等の「国柄」が本来は明記されています。
しかし、日本国憲法はGHQによって、様々な条約等から文章を抜粋し、英文でまとめたものを和訳して作られたため、日本の国柄が全く反映されていません。では、日本の国柄とはなにか。
我が国は有史以来万世一系の天皇を戴く「立憲君主国」です。日本の天皇は諸外国の王や皇帝と違い、常に国民と共にあり、国民の安寧と国家の繁栄を常に祈り続けてこられました。もちろん今上陛下も同じ思いでおられます。そのことは東日本大震災の時のお姿からもよく分かります。被災者をいたわり、寄り添い、国民と苦難を共にしようとされる陛下のお姿に、どれだけ勇気づけられたことでしょうか。
この天皇と国民との強い結びつきは、占領軍が恐れつつも壊すことが出来ず、世界の人々が称賛する我が国独自の素晴らしい伝統であり、まさに「国柄」の根幹をなすものと言えるでしょう。前文にはこの国柄が明記されなければいけないと思います。
(次号に続く)
《今号の標語》
乳飲み子からは肌を離すな
幼子は肌を離して手を離すな
少年は手を離して眼を離すな
青年は目を離して心を離すな
子育て四訓
《祭典のご案内》
節分祭並びに鳴弦の儀
日 時 2月3日(水)午後6時
源義家公が弓の音を鳴らして天皇の御病気を治されたことから、実際に弓を鳴らす「鳴弦の儀」を通じて無病息災を願います。
当日は朝から災除け・厄除けの御祈願をお受けしております。
また、おぜんざいも用意しておりますので、是非お参り下さい。
《壺井八幡宮 年間祭典・行事予定》
【1月】
1日 歳旦祭
2日 元始祭
15日 とんど・人形感謝祭
【2月】
3日 節分祭並びに鳴弦の儀
11日 紀元祭
17日 祈年祭
【4月】
29日 昭和祭
【5月】
15日 壺井八幡宮 例大祭
【6月】
5日 弓馬術礼法小笠原教場奉納神事(予定)
30日 夏越の大祓式
※三十日前後の土日は大祓特別祈願祭
【8月】
18 日 源義家公 式年祭
【9月】
1日 源頼信公 式年祭
【10月】
17日 壺井権現社 例大祭
【11月】
3日 明治祭・源頼義公 式年祭
23日 新嘗祭
土日祝日 七五三特別祈願
【12月】
23日 天長祭
31日 年越の大祓式・除夜祭
《あとがき》
先日、大阪府神社庁第十一支部(南河内地区)で神宮大麻暦頒布始奉告祭が斎行されました。神宮大麻(お伊勢さんのお札)は伊勢の神宮から神社庁を通して支部へ。そして支部の神職から神社の総代さんへと祭儀を行いながら順番にお分かちされます。
当社責任役員の松井永徳氏は大阪府神社総代会第十一支部長であられるので、神職支部長から大麻をお受けする役を祭儀の中で担われました。