壺井八幡宮  社報

壺井八幡宮の社報「香呂峰だより」や、境内の花や風景等の写真をまとめた「境内だより」です。

第18号 平成25年5月

2013年04月07日 | 社報 香呂峰だより

《ごあいさつ》

 新年度が始まり、気持ちも新たに臨まれる方も多いと思います。かくいう私もその一人です。昨年4月9日より大阪府神社庁に奉職して早くも1年がたちました。この1年は非常に意義のある1年となりました。多くの方と交流を深め、様々な事を勉強させて頂きました。今年も現状に満足することなく、より高みを目指して研鑽に励む所存ですので、皆様からのご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
 扨、話は変わりますが、安倍政権が発足し早くも四ヶ月がたちました。様々な取り組みを矢継ぎ早に行い、日本経済も持ち直す兆しが見えてまいりました。その中で特に注目したいのが、義家政務官が中心となって行っている教育再生への取り組みです。首相への提言でよくニュースになっているものの一つに「道徳の教科化」があります。
 この道徳の教科化は昭和33年に一度行われかけましたが、当時は日教組等が「軍国主義を助長した修身を復活させてはならない」といった理由で反対して、正式な教科化には至りませんでした。しかしながら、道徳の授業をしっかり行わなかった結果、昨今の「自分さえよければ」という風潮が広まったのではないでしょうか。会津藩の教えの中に「ならぬものはならぬ」という言葉があります。そういった、人として当たり前の考え方をきっちり教えることが道徳の教科化のポイントではないのでしょうか。
 また、宗教による情操教育も見直されていると聞きます。オウム事件にしても悪徳宗教による詐欺被害にしても、本物の宗教というものを見極める目があれば、被害が大きくなることはなかったのではないでしょうか。
 絵画商や宝石商の修行は本物ばかりをみて見る目を鍛えるそうです。宗教も同じで、子供の時から本物の宗教に接することが大事なのではないでしょうか。子供と共に神社やお寺、教会等へ行き、本物の宗教に触れさせ、宗教的な情操を養わせるような教育が望まれると思います。

壺井八幡宮 宮司 木 大明 

《今号の標語》

昭和天皇 御製

古の 文まなびつつ 新しき のりをしりてぞ 国はやすからむ   

 

《壺井八幡宮 行事予定》

4月29日 昭和祭
5月 3日 憲法記念祭
5月 5日 子供祭
5月15日 例大祭
6月 2日 弓馬術礼法小笠原流 奉納行事
6月30日 夏越の大祓式

最後に、6月2日の案内ポスターを載せておきます。