つばらさんはUターン考えないのですか>
介護のお仲間Oさんより尋ねられました
Oさんは最近奥様のご実家四万十へ移られ、田舎暮らしを
始められました
テレビ<人生の楽園>ではないが、最近晩年を田舎で暮らす
人達が増えてるようですね
私の周りにも何人か、田舎へ越して行きました
東京生れの東京育ち
田舎を持たない人の方が決断がつけやすいのではと思ってます
故郷へ帰るって、そう簡単なことではない
私の場合は、父の仕事の関係で居をこちらに定めましたので
若い時も一人暮らしをすることもありませんでしたが
故郷に家はありません
介護の時、1~2度帰れればと考えたことはあったなぁ~。
土地の心配はない、住みやすい小さな家を建ててなんて
空想したものです
その頃です
実父の末の叔母から聞いた話
子供も独立し、叔父を失くして一人になった叔母は
家を処分して故郷に帰りたいと、故郷にいる姉(上の叔母)に
相談したそうです
その時の上の叔母の言葉
<私もいつまでも元気でいられるわけではない
親戚縁者は多くとも親しい人はいなくなっている
今まで気づいてきたそちらでの生活の基盤を大切に
暮らしていく方がよい> と諭されたそうです
三姉妹のうち、敬愛する祖母の血を一番色濃く受け継いでいる
叔母の言葉、 さすがです
そうなんです
何か出来ることを持って帰らない限り
どこにいても、いづれ訪れる孤独感は同じです
いえ、故郷であるだけ、孤独感は増すのではないでしょうか
親兄弟が健在なうちは、大きな顔して帰れるけどね<笑
今や、友人達の何人もが、迷惑をかけたくないからと、
帰郷してもホテルを予約しているようです
葬儀で帰った時、甥の嫁に(長男の兄も甥も死亡)
たまには、泊めてくれよ>と言っている兄に
なんでそんな言い方をするのか> 怒っている私に
こんなもんだよ、もう俺たちの家ではない>
頭ではわかっているんですが、女は感情で納得できない<笑
家に対する想いは、故郷を離れている女の叔母や私の方が
あり過ぎるようです<笑
故郷と言っても、様々なものが付きすぎている
様々な想いがあり過ぎる
故郷とは、やはり
「遠きにありて想うもの」
が一番のようです