年が明けても晴天続きの毎日
その青空の下
庭の紅葉が枯れ枝を伸ばしている
この紅葉の木を私の想像する形にかえたいのである
とんでもない形に。。。
土いじりは苦手である
変わりに植木が好き
私が男で職人になるとしたら 植木職人になる
常々言っていた
どんな形にしようか思い巡らせながら思い切りパシッと
小枝を切り落としていくあの感覚が好きなのである
花の好きな祖母達に囲まれて育ったにしては
私の思い出は木々に囲まれている
祖母の家のシンボルになっていた鮮やかで見事な花をさかせる
大きな桃の老木
一族の墓地の傍らには幼い私が魔法使いのお婆さんと言って
怖がった、一本の小枝も緑の葉っぱもない大木
小学校の裏門の前は高い高い椿の生垣
木々への思い出の行き着く先が今この紅葉をとんでもない形に
変えようとしている
何年越しかで~。。。
出来るかどうか、、、
それまでは無様な形のままで。。。。