千葉県立市川昴吹奏楽部顧問だったの個人ブログ

元千葉県立高等学校吹奏楽顧問

千葉交響楽団第113回定期演奏会

2023-05-27 23:06:00 | 演奏会

席は2階中央で聞きました。

J.C.BACH: Sinfonia B flat Major Op.18 No.2

モーツァルト / ホルン協奏曲第3 変ホ長調 K.447

W.A.MOZART: Horn Concerto No.3 in E flat Major K.447

1楽章 Allegro

2楽章 Romanze

3楽章 Allegro

【休憩 Intermission (20)

ベルリオーズ幻想交響曲 作品14

Louis Hector BERLIOZ: Symphonie fantastique, Op.14

1楽章 「夢、情熱」 Rêveries [Largo] Passions Allegro agitatoe appassionato assai]

2楽章

「舞踏会」 Un Bal[Allegro non troppo]

Scène aux champs [Adagio]

3楽章「野の風景」

4楽章「断頭台への行進」

5楽章 「ワルプルギスの夜の夢」 Songe d'une Nuit du Sabbat[Larghetto Allegro]

Marche au supplice[Allegretto non troppo]


指揮山下一史

Conductor: Kazufumi YAMASHITA

ナチュラルホルン : 大森 啓史

Natural Horn: Keiji OMORI


ヨハン・クリスティアン・バッハ(Johann Christian Bach)とは、偉大なJ.S.Bach11番目の男子であって、何よりもロンドンを中心として活躍しました。「ロンドンのバッハ」と呼ばれて世界的名声を獲得した作曲家です。モーツアルトは彼に多くの作曲を学んでいたと思います。2曲目がそのモーツァルトのホルモコンチェルトです。

 しかも、ナチュラルホルンの演奏です。この演奏が本当に素晴らしく、メロディーがとても自然に聞こえ、ホールによく響いていました。また、千葉交響楽団の演奏は、バッハとモーツアルトのときの雰囲気がガラッと変わったことです。それは当たり前だと言えば当たり前なのですが、リズムが合っていて、音程も決めて、その先に見るべき音楽の世界だと改めて思いました。心地よい響きは、アンサンブル市川とソリストの掛け合いが2階の席でも十分に堪能できました。ありがとうございました。

 そして、メインプログラムの幻想交響曲です。1楽章の夢と情熱ですが、夢っていうのは誰でも経験あると思いますが、夢と言うのはとんでもないストーリーが当たり前のように進行していますよね。今日の演奏も本当に夢の見始めで、ふと人の夢をような始まりで、その流れにだんだん引き込まれていきました。

 2楽章の舞踏会では、ワクワクして踊っている雰囲気が舞台の上で繰り広げられて急に何かが起こったのでしょう。その感じが演奏でよく表現されていました。

 3楽章 ある夏の夕べ、田園地帯で、2人の羊飼いと自然の描写がされます。ここの写真はウルトに捨てられたらと言う不安が出てきます。最後にティンパニーが、雷鳴を表現します。打楽器セクションの演奏が、次の断頭台の行進を予感させる演奏でした。

 第4楽章の金管楽器の最初のスフォルツアンドが、これから活躍する金管楽器の素晴らしさを「予感させる」ものでした。特に、チューバが至るところで、金管セクションのシンフォニックな響きに貢献していました。また首席のトランペット奏者が率いる金管のメロディーの華やかさとバランスは、首席トロンボーンを中心としたアンサンブル力のなせる技ですね。

 5楽章チューバのソロは、一言カッコよかったです。柔らかいけど、よく響いた音が2回まで重厚に聞こえました。

 最後のチューバの上行形の有名なフレーズは、柔らかい音形がダブルハイベーまで本当に伸びやかに聞こえました。

 5楽章のエンディングは私は勝手に長いクレッシェンドだと思っています。急に大きな盛り上がりになるのではなく少しずつ少しずつ盛り上がっていきつく先はそれが素晴らしい響きでした。

 チューバは、潮見裕章氏、宮西 純氏です。

 千葉交響楽団素晴らしい演奏でした。






 



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