千葉県立市川昴吹奏楽部顧問だったの個人ブログ

元千葉県立高等学校吹奏楽顧問

西高サウンドを創る!

2007-05-07 22:22:01 | 雑記

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…えー、今日は副顧問が書いてます。

マーチングの練習には広い場所が要る、どこの学校も苦労していると思う。西高のメンバーも、昼食を後回しにして昼休みの体育館に集まったり、運動部の練習が終わった後のグラウンドや体育館を利用して本番前の最後の仕上げに励んでいる。広い場所を使える貴重な時間に集中力を切らすな、と厳しい指導が飛んだ。みんなよく頑張っているとは思う、でもつらい練習を頑張っているのはよその学校だって同じなんだ。

私がこの西高に来る前に関わっていた吹奏楽部は3学年あわせて30人ほどの小さなバンドだったが、夏に3年生が引退した後、2学期の始業式のための合奏をしてみたら、何の変哲もない校歌なのに、それまでと全く違うサウンドになったので驚いたことがある。

「人」がサウンドを創るんだな、と素人なりに感じた瞬間だった。音楽は、何を演奏するかよりも、誰と、どんな空間で一緒に演奏するかが大切なのかも知れない。

まもなく今年度の初舞台。今年の「西高サウンド」は、このメンバーで創っていこう。そのためには、①よく食べること。(食べるパワーのある人は何をやらせても大丈夫)②よく学ぶこと。(よい演奏を聴き、真似ることが上達の近道)③素直であること。(自己流にこだわる経験者を、素直にアドバイスを聞ける初心者はすぐに追い越す)④自ら楽譜に斬り込んでいく気迫を持つこと。(「表現」とは自分の身を削るようなものだ、と多くの音楽家や文学者が言っている)

…以上、初説教、終わり!