神奈川まちづかい塾

まちの歴史、自然、生活文化(家屋や庭も)を伝え続ける活動です。

2014.3.6竹林整備研修 北鎌倉明月荘 32

2014-03-09 | 北鎌倉明月荘
緑地・庭園管理の人材養成研修 第6回
「環境と生き物のくらし」


日時:2014年3月6日(水)10時~15時
2月、2度の雪のために延期されていた今年度最後の研修日。
竹林はまるで冬山のように底冷えがしてくる。
1時間ほどの講義後に実地研修。
 

「環境の循環による生き物」
竹林:傘をさして歩ける間隔 マンリョウ・オモト 青だいしょう・ネズミ
木と木の適度な感覚:日光がさす、スミレなど(林床がしっとりしている)
昆虫:樹液に集まるオオムラサキ
   ミソハギ・イヌガラシ・タネツケバナにはスジクロシロチョウ
   キャベツにはモンシロチョウ
   スイバ・スカンポにはベニシジミ
草地と昆虫:ハルジオン、スズメノカタビラにはキリギリス
   ヤマユリ(ミツが中の方にあるから)にはモンキアゲハ、カラスアゲハ
   昆虫大好きなオオタカ、トビ
 などなど循環によってさまざまな生き物のくらしがある。

   
「里山とは」   
物多様性=環境の多様性=管理の多様性であり、これが里山と呼ばれるものである。
里山は人間が手を入れたもので、持続的に手入れをする必要があるが、やりすぎては
いけない。うまく付き合う気持ちで楽しみながら活動する。
伐採したものは:長さをそろえる、置く場所を考える
「使命感、思い、せねばならない」では苦行になってしまう。

「活動は」
常にKYT(危険・予知・トレーニング)を意識し、実践する。
1.自身の安全管理、服装、装備品、健康状態など。
 楽しみながら幸せを感じる活動、しっかりとしたテクニック、装備品の安全。
2.活動中 不測の事態は何か、事前に考えておくことが大事。
 事故が起こってから「えぇーっ あれやってなかったー」とならないように・・・。

伐採する木を決めて
  

切り口にはそばの土を塗りこむ         
           

伐採後の枝は切り落とす順序がある


柴をまとめるには縄で輪を作り、そこに挿していく


葉先をまとめる



降雪後の様子 北鎌倉明月荘 31

2014-03-09 | 北鎌倉明月荘
2014年2月降雪後の明月荘 
   

・・・写真のコメントから
2回の降雪後、雪は一部を除いてほとんどなくなっています。
倒木の一つはセセラギ峡谷入り口の池にまたがっています。もう一つは
竹林の頂上から下っていく途中、竹林に向かって桜の枯れ木が倒れています。
それより竹林の上部に枯れた竹が沢山倒れていて、この整理に時間がかかりそうです。
蛍峡谷の井戸のあるところの竹垣が雪にやられました。
古木の梅がちらほら咲いています。椿は沢山のつぼみを持っています。

次回定例清掃は、倒木の整理、竹林の桜を生かす作業、
蛍の水源地の整備などなどやることはまだまだ沢山あります。