明月荘緑地・庭園管理人材育成研修会 第5回
日時:平成26年1月22日10:00~15:00
場所:北鎌倉・明月荘
講師:神保 賢一路 (かのこ環境プロデュース株式会社 代表取締役社長)
内容:前回に引き続き「ホタル生息地の環境を整備するためにに必要な知識」について学ぶ。
参加して・・。
まず自然を対象にする活動の基本的考え方を学ぶ。
活動への「意気込み、思い、願い」により気づきが生まれる。
「気づき」は、目の前に見えるものだけではなく、他のものが見えてくることによって
見えなかったものが見つかる。これをサーチイメージという。
「サーチイメージ」を豊かにすることで、
活動の意味・目的を明確にし、具体的な保全計画を立てることができる。
例えば、木の種類・太さ・高さ・植生場所の調査は、その場所の動植物の自然循環を知ることができ保全計画の具体策に役立つ。
まずはヘイケボタルとゲンジボタルの違い。
・ヘイケボタルは水田や小川のちょっとひらけた下流域、産卵は水際のコケ・草・50~100個・餌ヒメモノアラガイ、サカマキガイ・カワニナ他
・ゲンジボタルは上流域、産卵は川岸などのコケ・500~1000個・餌カワニナ・卵、幼虫、サナギ、成虫のすべてが光る
・ゲンジボタルはヘイケボタルの2倍の大きさ。
・餌のカワニナは、川底のコケや落ち葉を食べる。どう整備するかは、カワニナの生態を知ること。
次にホタルの生息環境と整備
・蛍は北側に出る
・落葉樹のところに出る
・カワニナの生態
・蜘蛛の巣が張りずらいところにする
・生息方向を見てから伐採する木を決める
環境を整備してから
・インタープリテーションとは、生態のメカニズム・何故ここにホタルがいるのかの説明をすること
・そのために誰でもがインタープリターになれる知識
・役割を分担することを基本にしながらもメンバーが知識を共有する。
・マニュアル作りもしてみる
いざ実地研修に出発!
ホタルの出る沢を整備する方法を学ぶ。
ここで苦手なロープワークもあり。ロープはこのようにして・・。
いざトライ!!見ていると簡単!トライすると混乱!!周りの応援に余計焦る。
落ち葉はこのようにシートに集め、くるくるとシートをまいて移動させる。
毎回の理解度テスト。源氏と平家に混乱して回答率は??
今日の明月荘
桜の大木が3本 花見が楽しみ 待ち遠しい