神奈川まちづかい塾

まちの歴史、自然、生活文化(家屋や庭も)を伝え続ける活動です。

内田 祥哉氏 講演会「木造建築の魅力と未来」 イベントお知らせ16

2014-09-29 | イベントお知らせ
2014年湘南庭園文化祭参加事業

木造建築の魅力と未来
 第1回 和小屋の知恵と現代の和小屋(和風構法)

  

 
日本の伝統的木造構造は、ほどいて・たたんで・運んで、別の場所に建て直したり、
地震などで倒れても起し屋さんに起こしてもらえば元に戻る ようにできていました。今回は建物の屋根を支える伝統的構法・和小屋を切り口にその 秘密をひも解いていただきます。

日 時:平成26年11月8日(土)13:30~15:30
協賛寄付金:3000円(当日)
定 員:50名(申込先着順)
申 込:氏名、〒、住所、電話番号、イベント名をご明記の上、
    下記 にお申し込みください。
   e-mail:kanagw_juku@yahoo.co.jp
    fax:045-335-7411
問合せ:045-335-7411

主 催:神奈川まちづかい塾、北鎌倉明月荘の会
共 催:鎌倉庭園文化クリエイション 
後 援:鎌倉市
この事業の協賛寄付金は、明月荘保全修理基金に積み立てられ、2023年までに予定されている建物補修工事費用として使われます。

北鎌倉明月荘アクセス:
http://blog.goo.ne.jp/tsuzuki-pj/c/ea4f04af06205682e1e5fbe00ec9bc0b

北鎌倉明月荘今後の湘南庭園文化祭参加企画
11月22日と23日(土、日) 振袖を着て写真を撮ろう
Nov.22and23 Kimmono Experience in Kamakura

土かべのはなし 都筑プロジェクト30

2014-09-21 | 都筑プロジェクト 山鳴庵便り
2014/9/14 定例清掃と「土かべの話」

定例清掃後、
第1回土かべ 左官の話 
 「山鳴庵の会」山口明さん


歴史と特色について
左官の語源は宮中の営繕を行う職人に与えられた官位(属:さくわんで左官はその当て字)です。
右官と左官があり、右官は木にかかわる職人、左官は土にかかわる職人と云われていますが文献にはありません。

漆喰は日本では大量に生産される石灰が原料であったが、高価な米粥糊を使用していたため宮中・寺社など限られた場所で使われていた。
しかし耐火性にすぐれたことで富裕層の住宅では蔵・土蔵などで使われた。

戦国時代に入り、鉄砲の伝来を契機に鉄砲でも貫通しない30cmの厚さの土壁が城郭に採用され、さらに耐火性の漆喰を上塗りしたが、安価にするため海藻糊が採用され飛躍的に漆喰の採用が増えた。

時代が下がり数寄屋つくりの茶室が興隆し、千利休が高級な紙・板内壁に替えて
ワビ・サビを表す土壁や大津壁(土と漆喰を混ぜた材料で最高の技能を必要とする工法)などを普及させた。
江戸時代には振袖大火等の大火が多発し、その対応のために庶民で採用することが許されなかった
その後土・漆喰内壁が茅製の壁に使用することが許可されて左官工法が隆盛し浮世絵にも左官が登場した。

明治時代には外来・産業革命で表層技術は多様化し、レンガやタイルなど職能の分化、
また輸入されたセメントを使用した洗い出しや外国の技術を応用した漆喰型抜きなど
新しい技術が登場した。

現在は、施工、完成に時間がかかることから工場で規格品をつくり現場で組み立てるだけのボード等の乾式の家づくりが主流となっているが、循環型環境やデザイン性を重視され土壁・漆喰など従来の工法を望む声も出てきた。

海藻のり、土かべの原料、コテ台、様々な「コテ」、磨き上げられた見本の壁、泥団子など初めて見るものばかり。
最後はおいしいお菓子で一服。

次回は、土壁の話後半とお待ちかね「泥団子つくり」の予定です。

             







9月前半定例清掃 北鎌倉明月荘56

2014-09-19 | 北鎌倉明月荘
9月第2金曜日と土曜日 2日続けての清掃。

8月の清掃が終わって、二週間もたつと草ぼうぼう。
草の中に埋もれてしまう。
竹の再生広場、蛍の谷戸。きつい斜面もなれた足取りで見晴広場の柵外側の草刈り。
今年3月に台切りした柘植の木に新芽がたくさん出てきた。
池の周り、茶室回り、母家裏の雑草を刈る。

             

昨日に続き2日目。ぶり返した残暑で汗びっしょり。
見晴広場柵の外側、茶室回りなどの草取り。
見晴広場にベンチができた!!
竹の育成広場にクジラ??
母屋の庭からも見晴広場の柵が見える。
秋のイベントに向けて竹灯篭つくりも始まる。
秋ももうすぐそこに。色とりどりに小さな花が咲く。
これから栗、柿なども収穫できるかもしれない。

          








茶杓つくり 都筑プロジェクト 29

2014-09-02 | 都筑プロジェクト 山鳴庵便り
2014/8/31 茶杓をつくってお抹茶を点てよう

多ヶ谷美津子先生から茶杓つくりのレクチャーを受け、さっそく取り掛かる。
細かい作業もあり、真剣な表情になる。
2時間ほどかかって出来上がり。

         

自分の茶杓でお茶を点てて頂く。
今日のお菓子は春月堂の月夜 川風 玉菊 水の音

 

前田さんの95歳のお誕生日もお祝いしました。

   -->