夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

甲斐なく立たん名こそ惜しけれ

2018年02月02日 09時26分22秒 | 日記

成り上がり者の秀吉が行き着いて朝鮮出兵をやった。その時、肥前松浦党の波田氏の働きが悪かったとの言いがかりでその居城、肥前国東松浦郡岸岳城に拠る波多氏を謀殺してしまった。波多氏は滅亡し、家臣は四散したとのこと。その家臣の誰かの子供が江戸の幡隨院なる寺で養育され、長じて幡随院長兵衛と名乗ったとどこかで読んだ。これが当時流行った町ヤッコの頭目の由。

ある時、彼は事あるごとに対立した旗本ヤッコから酒席に呼ばれた。謀殺されるから行くな、と言う子分に彼は言った・・『命は一代名は末代』と。そして出かけて案の定殺された。

中国人が日本人の御行儀のいいのを見て【素養】なる表現をするようだ。他の外国人も【教育】が違う、と思うらしい。どちらも当っていない。ほとんどの日本人の意識の底に【名こそ惜しけれ】の【選民意識】が潜んでいる。・・・『こんなことでは俺の名が廃る』、外国に出ると『これでは日本の恥』

先日大雪の故に成田空港で足止めを喰らった中国人が空港内で大暴れした由。不思議に思ったのは『そんなことをしては我が中国の恥さらし』と何故思わなかったのかな?と言う事だがそういう感想を持つこと自体がそもそも日本人なんだろう。

 

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