いやー!疲れました! それでは、続きです。どうぞ!
宗教は何か?何で脈拍が200近くも打っている時に、深いアイデンティティーに触れる質問な訳?他人に宗教ば質問されるとは、結婚する時に別れた嫁さんに聞かれたくらいです。
(お前は、俺に気があるとや?ひょっとしてそっちの方?結婚でもしたいとや?)(笑)
と、思いましたが、冷静に答えるようにしていると、突然ドアがあき、同僚の宮○君が入ってきました。私は、
「ここは、集中治療室げなばい。何しーきたとな?」
「明日の仕事が、大変やろ。早よー帰んない。」
宮○君は、
「もう、米ちゃん、しゃべるな!しゃべらんでいいで!」
血だらけの私に、福井弁でまくしたてました。
私は、素直に冷静に質問に答えました。
「浄土真宗の西ですけど、何か?」
「そんな宗教の質問とか、してもいいんですか?」
まだ、とぎれとぎれで、口の周りは血だらけです。時間は12時にさしかかろうとしていました。
「米○さん、身内の方に連絡が付きますか?」
私は、
「何で?いきなり身内ですか?」
先生は、静かに
「米○さん、その症状は、心不全と肺水腫です。」
私は、愕然としました。
「心不全!」
「私は死ぬんですか?」
出来るだけ丁寧に聞きました。
「それは、解りません。」
やっとまともな答えが返ってきました。
・・・・・(何や、これは!マジや!)
とたんに、おかしくて笑い出しました。私は心不全だったのです。
本当に笑ってしまいました。情けない笑いだったでしょう。
私は、宮○君に、
「もう早よ、帰んない。こえんが所におらんでもよかばい。他人の為に。」
宮○君は、
「あんたが、連絡するまで帰らんけ、俺にも責任がある!」
男気のある同僚は、涙眼で本気で怒鳴りました。
・・・・・つづく
宗教は何か?何で脈拍が200近くも打っている時に、深いアイデンティティーに触れる質問な訳?他人に宗教ば質問されるとは、結婚する時に別れた嫁さんに聞かれたくらいです。
(お前は、俺に気があるとや?ひょっとしてそっちの方?結婚でもしたいとや?)(笑)
と、思いましたが、冷静に答えるようにしていると、突然ドアがあき、同僚の宮○君が入ってきました。私は、
「ここは、集中治療室げなばい。何しーきたとな?」
「明日の仕事が、大変やろ。早よー帰んない。」
宮○君は、
「もう、米ちゃん、しゃべるな!しゃべらんでいいで!」
血だらけの私に、福井弁でまくしたてました。
私は、素直に冷静に質問に答えました。
「浄土真宗の西ですけど、何か?」
「そんな宗教の質問とか、してもいいんですか?」
まだ、とぎれとぎれで、口の周りは血だらけです。時間は12時にさしかかろうとしていました。
「米○さん、身内の方に連絡が付きますか?」
私は、
「何で?いきなり身内ですか?」
先生は、静かに
「米○さん、その症状は、心不全と肺水腫です。」
私は、愕然としました。
「心不全!」
「私は死ぬんですか?」
出来るだけ丁寧に聞きました。
「それは、解りません。」
やっとまともな答えが返ってきました。
・・・・・(何や、これは!マジや!)
とたんに、おかしくて笑い出しました。私は心不全だったのです。
本当に笑ってしまいました。情けない笑いだったでしょう。
私は、宮○君に、
「もう早よ、帰んない。こえんが所におらんでもよかばい。他人の為に。」
宮○君は、
「あんたが、連絡するまで帰らんけ、俺にも責任がある!」
男気のある同僚は、涙眼で本気で怒鳴りました。
・・・・・つづく