人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

旅先のいたずら2

2016年12月08日 | 旅行

静かな静かな山の村

道路工事のおじさんが

ぽつんと立って旗持って

めったに来ない車のために

じぃっと立っておりました。

そこを通りかかったのが私

近くのお肉屋さんで買ったばかりの

ほっかほっかの肉まんじゅう

ちょうどふたぁつありました

通りすがりに私としたこと

「ほかほかですよ!はいどうぞ!」

「え、なんですか、これ?」

「あったかいんですよぅ」

と押し付けて

さっささっさと通りすぎ

あとも見ずにまっすぐに

山道帰って行きました

あのおじさんは食べてくれたかな

ちょっと今でも気になるのは

もしや老婆に化けた狐か狸と

思っちゃいないだろうなと

半分本気で考えたから

でした。

旅のいたずら

許してもらえるかしら?